今年最後のデ買い物

きっかけは単純。
青年会議所の委員会の為、秋宮近くまで歩いて行ったある日。
坂道を上りきった所で完全に足が止まってしまった。
速度も落ちに落ち、どこかのおばちゃんに抜かれる始末。
肺は痛いし、心臓もバックンバックン。

これはヤバイ・・・

運動しないとまずいけど、続ける方法が解らない。
いや、やる気の問題だろそれは! と言う事もあるんだけど、コレ、結構重要。
今まではやる気が上回り過ぎて必ずどこかを故障していた。

そんな時にふと委員会メンバーが毎朝自転車で諏訪湖一周してる事を思い出す。
「仲間が居る事は大きいかもしれない・・・」
価格的には5~7万もあれば導入するには丁度良いモデルが買えるとのこと。

そんな12月初旬、念のための10万円を握りしめ、自転車屋に突入!

そして1週間後・・・

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総額 204,800円 の自転車がそこにはあった。

なんでやねん!

行った店は岡谷にある“高山サイクル”さん。
委員会メンバーが購入している店で、いろいろ細かな対応をしてくれるとの事で迷わず突撃。

いろいろ話を聞きながら、「予算は5万円くらいで・・・」と話を始めると。
「5万円もあれば大丈夫です、もう少しあるとアレがこうで・・・・」
「一応最大で10万円くらいを考えてます」
「であればコレして、アレして・・・、これで10万円+αくらいですね!」
超えとるし!
とはいえ、パーツの話を聞いていると理にかなっていたので割と納得。
話がほぼまとまったかな? ってところでふと「そういえば電動自転車って結局のところどうなんでしょう?」
この一言がまずかった・・・

最近ではスポーツタイプの物もあり、航続距離も長く、通勤などに利用してる人も結構居るんだとか。
ただし価格はベースで15万円
完全に予算オーバーである。
さらに泥よけ、キャリー、などなどのオプションを入れるとさっくり20万突破
オーバーもなにも予算の倍だった。
「自分、体重かなり有るし、電動でも効きが弱いんでしょうね?」
この一言が致命傷となった・・・

「スポーツタイプじゃないですけど試乗出来ますよ!」
まぁ、乗るのはタダだしってことで試乗させて貰う。
高山サイクルさんは坂道の途中にあり、その威力をあまりにあっさり確認出来てしまう立地にあった。
坂道を上り方向に向きひとこ・・・ぎ?????
平地かここ?!
ってな位にあっさりペダルが回る。
ハンドルの位置と座高の問題で連続で回す事は出来なかったけど、一瞬でその威力を理解することが出来てしまった。

幸い独り身ってこともあり、20万と言われても何とかならない額ではなかった。
最初の自転車の構成と電動自転車にした場合のパーツ構成の2つを目前に超悩む。
しかし持ち帰る気は無かった。
持ち帰ってしまったらそのまま買わずに済ませてしまいそうだったから。

さらには店長の説明。
「運動の為に自転車を買う人は多いんですけど、きつくて辞めちゃう人は多いんですよね。でも電動だとそのキツイ部分を緩和してくれるから長続きします。漕ぐ力をアシストして貰っても、姿勢など様々な面で運動になります。」
納得!
納得はしたけど20万円て・・・
ここでダメ押しの一撃。
「電動自転車で坂道を上ると、どこまでも行けそうな気になりますよね」
確かに!
そしてなんとなくどっかで聞いた台詞。
20年ぶりくらいの自転車な上にママチャリタイプだったこともあって、正直2,3回転くらいしかさせられなかったけど、それでも電動自転車の威力は嫌って言うほど解ってしまった。

結果的に・・・
「電動自転車でお願いします」
決まった瞬間だった。

購入したベースは、

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これに純正の泥よけを付け、高山カスタムを施して貰う。
まずはハンドル周り。
ハンドルの奥行き延長部品、幅広のハンドル、ハンドルの角。

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このカスタマイズにより、ハンドルはより前方に寄り、カーブ時にハンドルが膝に当たる事は100%あり得ない状況に。

また、肩幅の広さに合わせたハンドルの幅により、姿勢が随分楽になった。
角は余計に見えるけど、長時間運転時にグリップの位置を変更出来る為の拡張。

サドルは柔らかい物に変更。

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デフォルトのサドルは薄くて重量級にはちょっと耐えられない。
とはいえ素人がいきなり割れサドルとか生意気も良い所だ!
とか思ったけど、男の場合、尿道が圧迫されなくて良いらしい。

さらにサドルは5cmの延長ポールに換装された上での装着。
180cm超の身長に合わせた結果の措置。
ぶっちゃけ跨った状態だと足が付かないけど、ペダルを漕ぐ上でなるべく屈伸運動が長くなる方が膝へのダメージが軽減されるらしい。

そして一番重要なタイヤ。

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これも勿論標準より太く、バーストに強い物に変更して貰った。

電動自転車じゃない方は29インチと、体格に見合ったタイヤを選べたんだけど、こちらのモデルでは26インチ以上はどうにもならないということで、選べる中からのチョイス。
空気圧がどうの、20年前には全く気にしてこなかった点検項目が追加されてしまったけど、なるほど全く危なげが無い。

そしてここからは個人的な絶対条件。
店長的には自転車はシンプルに、荷物は背負いでみたいな拘りがありそうだったけど、カメラを同時に趣味としている以上、様々な小物類は自転車に乗せられた方が楽。
と言うわけで、カタログの中からよさそうだった物をチョイス。

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純正の前カゴはあまりにカゴすぎて、確かに見た目の印象もよろしくない。
その結果後部にキャリーを積むことになったんだけど、最近のカバンはワンタッチで脱着出来るらしいのが魅力だった。

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いろいろ荷物を詰め込んだ挙げ句、ワンタッチで取り外してしまえば持ち歩く事が出来る。
これは便利過ぎる。
キャリーはカバンに対してオーバースペックな物をチョイス。
これは後々バッグを大型の物に替えても問題の無い仕様なことと、三脚を括り付けた時にスポークに巻き込まれない様にするにも丁度良い。

結果的に前述の204,800円となってしまった。

が!
散財はこれで終わらなかった。
納品されてから数日乗って見た結果、どうにも足の回転がちょこまかしてしまうのが気になった。
さらにはガニ股気味に漕いでしまう為か、どうも踵が本体に当たって漕ぎが安定しない。
長いクランクと広いペダルは無いものか・・・
速攻高山さんに電話を入れ、取り寄せてもらい交換。

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解りにくいけど落ちているのが標準品。

付いているのが変更品。
ご丁寧にクランクも若干ワイドに広がっていた。
おかげで踵が当たりにくくなり、自転車を漕ぐのもかなり快適になった。

結果的に総額はあっさり21万を突破。

続くかどうかとかの前に、これほどの価格を掛けてしまった以上、簡単に辞める訳には行かない。
電動無しの10万円モデルを欲しくなるほどまで頑張ってみよう!

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