フックを付ける

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もう見た目そのまんま、まさにフック!

これはVelbon Geo Carmagne E645L (AA)まんなかの脚エレベータにオプションで付けるフックで、荷物引っかけたり、夜の撮影ではさらなる安定感向上に努めたりと何かと便利。
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Velbon ULTRA LUXi F(ULTRA LUXi L [AA]には残念ながらこういった物を付ける余地が無い……

そうか、なければ付けてしまえ!
ってことですな。

ULTRA LUXiのエレベータの径はあまり太く無く、カルマーニュのフックと同じサイズのフックを付けると邪魔になるし、そもそも強度が心配になる。
とはいえ、直径1cm程度のフックだと逆に引っかける荷物が制限されてしまう……
と、いうことで、太さ4mm(=M4ネジ)の○型フック?をセレクト。
で、これにカラビナをつり下げ、カラビナに荷物を引っかければえーやん!

そういうことに。

ULTRA LUXiのエレベータは割と長めなせいか、そのまま展開するとエレベータの終端が地面にかなり近くなる。
買ってきたフックを当て込んでみると……

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思いっきり引きずる長さに!
しかし収納にはなんら問題無いから思い切って加工するとしますか。

で、今回の工作はフックを通す穴を開けるだけのひっじょーに単純な物。
と、いうわけで……

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とぅおるゃあああああああああああ!

でもいいんだけど、それじゃつまらん。

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このパーツ、反対側から見るとすでにφ4mmくらいの穴が開いていて、これを貫通させれば本来は加工完了となる。
でもM4のネジもこの穴にジャストかというと若干の隙間があり、ハードに使うとこの穴そのものが崩壊しかねない。

したらばどうすっぺか?

と、いうことで、φ10mmのワッシャーを購入。
でもワッシャーが形状に添って固定されるかといえばまったくそんな事はない。
ならワッシャーの形状に掘り込んじゃえばいいじゃん!
そういうことになった。
で、やるなら本気でやるのが信条!でもないけど、無駄に手間掛けるのは正義である!
キャップの底面とワッシャーの高さがフラットになるように加工すっべ!

時刻は11:45。
アイピースの加工の時と違って加工内容は単純きわまりない。
12:00の昼食には十分間に合う。

はずだった。

触った感じからしてかなり硬い素材っぽいから、切削性はかなり高いだろう!
と、思った自分が恨めしい。
刃物を投入した瞬間から溶ける溶ける
切削面が溶けてびみょーに汚らしく……
さらに、まるで最初から金属パーツが埋め込まれてる様に見せかけたくて、隙間0.02mmだけ残して加工した結果、切削面が溶けて径が変化したことによりワッシャーがはまらない事態に……
仕方ないから0.01mm単位で切削径を広げて、底面を滑らかにするために0.01mm単位で深さを入れ、何十回かの加工ののちついに完成……

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気がついてみればすでに13:00。

腹減った。

あとはワッシャー付けてフック通してナットで止めれば完成。

駄菓子菓子!

基本的には付けっぱなしだとは思うけど、ワッシャーがふらふらするのはどうにもいただけない。
見た目も悪く無さそうだから完全固定してしまおう。

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ということでエポキシを練り始める。
アロンアルファならもう終わってるはずなのに、ちょっとはみ出ると白くなるのが見た目的に納得出来なくてエポキシを使う……
面倒な性格だなちくしょーめ!

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“まるで最初から金属パーツが埋め込まれてる様な見た目”からは遠くなってしまったが仕上がりはまずます。

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さっそくフックを通してナットで固定。
こうしてみるとオプションで用意されてるんじゃないか? なんて思ってしまう出来に!
困ったくらいの自画自賛である……

あとはULTRA LUXiにセットして……
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わかってたけどね!

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ま、エレベータを1cmほど上に動かせば解決。
収納ケースにもこの程度なら十分収納可能。

そして使用テスト。

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あかん!
買っておいたカラビナが行方不明に!
いろいろ加工始めると机の上がカオスになっていかんですね~

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仕方なくバッグのストラップの片方を外して強引に接続。

使ってみた感じ。
そもそもULTRA LUXiの5段目の脚が細すぎるっていう事もあり、あまり重量のある物を乗せるとしなってバウンドしてしまい、かえって安定感が無くなってしまう。
1kg程度の重量におさえるか、4段目くらいまでで使用すれば安定感はさらに向上する。

前回の車山での撮影はもちろん、日常で使う分には小回りが利いて使い易いこの三脚。
今回のちょっとした一手間でさらに使い勝手が向上!

まだまだ Velbon ULTRA LUXi F は現役ぜよ!

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