-その罠は目の前にあった-
明治村に入村してすぐ。
子供の興味をこれでもか! と引きまくる“明治探険隊”の案内がっ!
遠巻きに眺めると、どうやら村内の至る所に隠されている宝箱?かなにかを探し出すというイベントらしい。
残り時間を考えるとちょっと厳しいイベントだ。
しかし今回の旅行で初めてだだっ子(アレ買って-的な。それまでは暴走一辺倒)っぷりを発揮。
さすがにそれを飲むにはあまりに時間が絶望的すぎたのと、村内を走るバスが来た事もあってなんとか断念してもらう。
バスに乗ったところでこの後のルートを考える。
とりあえずバスは最後まで乗り切らず、宇治山田郵便局停留所で途中下車、そこから動態保存されているSLに乗り込み明治村最北端まで移動。
最北端から歩いて南下し、最後は同じく動態保存されている京都市電に1区間だけ乗車し、正門に向かって帰る。
極々短時間ながら我ながらナイスなプランだ!
予定通り宇治山田郵便局前で下車。
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(ー’`ー;) うーむ……
ここは2時間弱で堪能出来るような場所じゃねぇ……
広すぎるだろ……
「よし、鰻は辞めてギリギリまで滞在しようぜー。それでも時間足りないと思うけど。」
そういう事にした。
そして早速目の前の機械館に入る。
やべぇ。
入った瞬間にグッと来てしまった……
なんだか解らん蒸気機関やらクランク装置、超巨大ハンマーやら同じく巨大な紡績マシン。
男子たる者、機械をみて萌えない燃えないなんて事があるはずがない!
テンションの上昇を止められない!
なんだこれは?
蒸気タービン?
諏訪地方は、その昔養蚕が盛んだったらしい。
ということはこんな機械がどこかで動いてたのだろうか?
中には動態展示されている機械もある。
これもその一つ。
なんの作業をしてるのかさっぱり解らないが、複雑な歯車の組み合わせがたまらん。
それにしても昔の機械はいちいち洒落てますな。
四隅の支柱、今の機械だったらただの丸棒だろけど、台座部分がちょこっと加工されている。
おそらく蒸気で動くであろうなんらかの機械。
現代であれば3DCADで設計して、動作シミュレーションは勿論、強度シミュレーションも行う事が出来る。
でも紙の上で設計していたであろうこの時代。
コレを設計した人の頭の構造は一体どうなっているのやら……
意味がある無いは別にして、こんなような装置を3Dツール上で作ってただただ動かしてみたい!
旋盤の化け物かっ!
この機械もそうだけど、古い機械はモーターがかなり上に設置されてるケースが多いですな。
振動対策とか、塵対策なんですかね?
かなり太い電線が着いてる。
巨大なモーター?
発電機?!
説明版を見ろ! って話ではあるな。
超巨大ハンマー。
あまりにでかくて思わず説明版を見る。
なんか列車だのなんだのの外装で使ったとか?
スケールがデカ過ぎてなんもいえん!
今回はメンテかなんかで稼働していなかったけど、日に何度か実演もしてるとか。
次回があるなら動いている所も見たいすな。
機械館内部を一周してくると事件が……
“明治探険隊”に未練が大有りだったザキ氏の愛娘が大ぐずり。
ザキ氏がなだめることに大忙しだ。
内容はわからんけど、スタンプを集めるとかだったら、全部は回れなくてもいくつか揃えば満足するんじゃなかろうか?
とはいえ入り口まで戻るのはちょっと厳しい。
ここはザキ氏に頑張って貰うしかないな。
次の目的はSLだ。
明治村内の“名古屋駅”(明治村中域)から“東京駅”(明治村最北端)を5分で結ぶ。
駅名だけ聞いてたら夢の超特急ですな!
名古屋駅は機械館脇の階段を登りきった所にある。
ザキ氏は娘をおぶって階段を登る。
ごくろーさまです (-人-)
そしてタイミングばっちりにSLが入ってきた。
というか、タイミングがばっちりすぎてポジショニングを誤る!
これ、止まってるSLだろ!
とか言われても撮った本人ですら否定できん絵だな (^^;
そして子供達はというと、“今泣いたカラスがもう笑った”とはコレのことか!
それほどにテンションが上がってる。
やっぱ乗り物は良いよねぇ~ ( ´-`)
このSLに乗ったのはこれで2度目になる。
前は……、20年以上前だろうか?
久しぶりだな~!
とか思えるほど記憶に残って無いから結構新鮮だ。
SLが到着すると、さっさと席に着く。
アナウンスでは機関車をターンテーブルで反転させ、さらには連結作業があって見学する方は是非みたいな事を言ってる。
しかし悲しいかな……、列車が到着して一息ついたらすぐ発車なんてのを長いこと経験してるせいか、座って(場所取って)ないと落ち着かない (^^;
東京離れてずいぶん経つんだけどなぁ~……
なかなか強烈な振動を食らう連結作業が終わり出発。
ゆったりとした速度と揺れと振動が心地良い。
所要時間僅か5分。
あっさりと終点東京駅に到着する。
この感覚はもっと長く味わいたい!
死ぬまでに1回はD51とかに乗ってみたいものですな。
東京駅では名古屋駅で撮れなかった人力ターンテーブルを堪能!
ふと気がつけば他4人、2親子が居ない。 というか着いてきてない。
すわ、またトラブルか?!
戻ってみるとそこには“明治探険隊”の受付が!
どうやらこの東京駅は明治村の北口に当たるらしい。
ということはあの駐車場から800m先ってここの事か!
またこの場所まで戻ってくるとか考えたら、大駐車場への駐車はベストな選択だったといえそうだ。
んで、やらせるだけやらせてみよう、そういうことになったらしい2親子は探検隊の申し込みを済ませていた。
まー、いくつか回れば満足するっしょ。
しかし、この考えは完璧に間違いであった!
ここから子供達のエンジンが全開になり、“子供のターン”が始まった。
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