アナログ停波がやたらアナウンスされるようになってきた今日この頃。
現在のTV放送視聴環境は……
デジ:TV・Panasonic VIERA TH-37LZ75
デジ:PC1・USBチューナー Friio
アナ:PC2・PCカード Canopus MTV2000 Plus
アナ:PC3・PCカード I-O DATA GV-MVP/GX2
アナ:その他・チューナー付きアップスキャンコンバーター
まだまだアナログの環境の方が充実してる。
一応停波されても困らないけど、環境が一気にダウンする。
と、言う訳でそんな視聴環境を変えていく一幕。
で、先月中にいろいろ届いた。
・ひかりTVチューナー
・地デジチューナーカード PT2
何から接続しよう……
PT2は録画用のPCがまだ無いからパス。
ひかりTVチューナーは視聴開始の手続きが面倒だからパス。
じゃー、torneを接続しよう!
そういうことになった。
多くの情報サイトで散々情報が出てる通りかなり小さい。
小さいけど、小型のB-CASカードが出てる事を考えるとちょっと大きいかも。
I-O DATAの“GV-MC7/HZ3”くらいのサイズなら設置場所の自由度はさらに高くなる気はする。
まぁ、その辺はAVメーカーでもあるSONYとしては、チューナーの精度とかクオリティ的な方面での調整がいろいろあったのかもしれんね。
アンテナのスルー端子もついてるから、そういう意味でも超小型にするにはちょっと不自由だったのかも。
ひとまず机の上でいろいろ差してみる。
・B-CASカード
・USBケーブル
・アンテナケーブル(スルー用)
ケーブル的にはたったの2本(3本)。
なるほど。
これは楽だ!
が。
USB端子は出来れば後ろにまとめて欲しかったなぁ。
設置する環境によってその感想は様々だとは思うけど、USBケーブルをPS3本体の背面から回してアンテナケーブルと一緒にまとめて接続すれば、前方から見た時にすっきりして見えるんだけども……。
頑張って図にしてみる。
前からの場合、PS3のUSB端子からtorneまでの距離ドンピシャな長さのケーブルを使わない限りすっきりしないけど、後ろから回せば後ろの見えない所でまとめられるんじゃね? っていうイメージ。
おいらの場合、ワイヤーラックの中にPS3を収めてるだけに、前側にケーブルの余分があるとだらだら垂れてしまっていまいちすっきりしない。
因みに実際の配置写真は、あまりにカオスすぎて写さない ( ´-`)
あれやこれやの格闘の末、カオスな背面配線をこなしてなんとか接続完了!
PS3に添付のBlue-ray ROMを投入。
そしてtorneソフトウェアのインストール開始!
インストールはえーー!
って、容量少な!
25Gの容量のディスクからわずか114Mのデータのインストールて!
なんてデジタルの無駄遣い……
DVDタイトルとかそろそろ容量が足りなくて苦労してる所も多いってのに!
そして起動!
といっても半月以上使い倒してからの画面だから、すでに視聴時間が10時間を超えてたりする。
左スティックを回して目的の項目を選ぶ方式で、なんとなく直感で動かせるところが素晴らしい。
ただ、配置の関係か、マークと配色の関係なのか解らないけど、おいら個人としては、「録画データ再生」を何故か見失う。
“視聴”と“番組表”はすんなり選択出来るけど、なんでツマズクのかが謎。
あのフィルムのマークが録画と頭の中で結びつかないのかもしれない。
というか、録画スケジュール確認の、あのリストのアイコンと結びつきやすい。
まぁ、慣れ……かな?
で、話題の番組表。
早い早い!
確かに早い!
TVやHDDレコーダーの番組表機能の鈍重な速度を考えればまさに比較にならないスピードだ。
パソコンで言えばなんだろう……
386や486のパソコンから初めてPentiumマシンに移行したときの圧倒的な速度の違い。
ネットブックからそこそこの性能のデスクトップPCに移ってからのWEBページ表示の軽さの違い。
軽から一般車に移った時の加速感の違い。
そんな感じの圧倒的な違いを体感出来る。
これならまったくストレスが溜まりそうにない。
とはいえ、あくまでもコントローラー操作の場合ではある。
おいらは録り溜めたビデオをDLNAサーバに保存し、PS3で再生するといった視聴をしてる為、PS3のオプションであるBDリモートコントローラ (AA)を普段から利用している。
torneもこのBDリモコンで操作する事が出来るんだけど、この番組表内ではコントローラーを使った操作と違って表示が加速しない。
5分程度のニュース、天気予報など全てのコマを表示していくから数日先の番組表を見ようと思うとちょっとストレスを感じる。
日を送るボタンか何か、もしくは割当てがあれば全く文句は無い気もするけど無いんじゃろか?
そして視聴画面。
と、行きたいところだけど、視聴画面なんざTV単体でみても大して変わらない。
一応torneの場合、アップスケール処理で通常より綺麗だったりするらしいけど、比較がしにくいからイマイチその差が解りにくい。
しかし!
視聴中の番組移動(チャンネル替え)はこれもまたtorneならではといえる。
torneでチャンネル移動をしようとすると、待ち時間無く画面下部に他のチャンネルのプログラム内容が表示される。
気がつけば三年前のモデルとなってしまっているおいらの部屋のVIERAの場合、番組表を表示すると3~5秒ほど待たされてからもたもたと番組表が表示される。
これがまた、TV稼働直後で情報が降りきって無い時だと、表示の効果音が鳴らなかったりして、リモコンが反応しなかったのではないか?
と、無駄に何度か押してしまうことも多数。
で、torneのTV視聴中の番組表が優れている場所は、ずばり番組表そのものにある。
VIERAの番組表では、現在の時間のブロックが一番上に来ていて、30分番組などで既に終わっているタイトルについては空白になっている。
番組名の左上に、開始分が表示されているから一応開始時間も解る。
でも番組数が詰まってきたり、間にフラッシュニュースを挟んでいる場合なんかに“次の番組はなにか?”、“この番組は今どの辺(終わりか? 始まりか? 中頃か?)なのか”といった情報が得られにくい。
torneの方はと言うと、画面上に表示されているプログラムは、時間単位ではなくて番組単位で表示されている。
だから今まさにこの瞬間他のチャンネルで放映されている内容が手に取る様に解る。
その次の番組についても、“次の時間”ではなく“次の番組”が表示されている辺りが新しい。
上の写真では“次の番組”に移っている為に表示が消えているけど、現在放映番組に関しては枠全体がタイムバーみたいになっていて、この番組が始まったばかりなのか、あとどれくらいで終わるのかを把握し易い。
バラエティ好きにとっては意外に重要な表示に思う。
と、それらの表示と同時にそれぞれの番組の“トル(録る)数”と大凡の視聴数(これについてはミル数の正確な表示も欲しかった……)が表示され、今現在放送されてる番組の注目度がリアルタイムで解る。
視聴率調査なんかと違って録画数まで解る辺り、その正確さも一歩上を行ってるかもしれない。
残念ながらこの数値は、その情報を送信することを了承したユーザー分しか反映されないから、実際には購入者数の数%くらいしかないかもしれない。
それでも面白い機能だなと思う。
これにニコ動みたいなコミニュケーションツールが加わったらある意味で最強かもしれない。
それから録画機で初めて使ってその威力に感動した機能がこれだ。
検索機能である。
7年に1度の御柱祭。
CATV局であるLCVの番組ではなくて、やはり映像がもっとクリアなキー局系列局の映像を残したい物。
そんな訳でキーワードとして“御柱”をセット。
するとものの数秒……、いや、ほぼキーワードを入力した瞬間に検索結果が表示される。
普段の番組録画では、キーワードやなんかを使わず、番組決め撃ちで予約をしているからその便利さに気付くことは無かったんだけど、これほど素早く検索出来るなら他の機器でも使えるかもしれない。
ただまぁ、ここまで素早いのはほとんどPCと変わらないCPUを持ったPS3だからこそなんだろうなぁ。
で、この機能で“どの番組を一番予約されているか”が解る。
方法は簡単。
キーワードを入力しないだけ。
その結果がコレだ!
見事にTOPは “けいおん!!” だ!
このタイミングだと2位の“アメトーーク!”と僅差だけど、それまでずっと“アメトーーク!”が1位を独占していた事を考えればある意味快挙だ!
長野県内の放送局では全国的にみても最下位に近い位置で“深夜枠のアニメ放送が無い地域”なだけに、キー局の放送から遅れること数週間とはいえ、話題の“けいおん!!”に予約が集中するのも頷ける。
torneには使用者の嗜好を赤裸々にする機能も搭載されている。
それがこの“ジャンル別集計”表だっ!
どういった物を見てるのがすぐにばれてしまう!
今のところタイトルまでは表示されないけど、記録されるようになったらひっじょーにまずい。
因みに現在の所は“ドキュメンタリー”がダントツだ!
おいらを知る人が見たり、上での熱の入れ方からして「“アニメ”があまりにも低くない?」と訝しがることうけあいなんだけど、今月は諏訪人的大行事たる“御柱祭”があった。
実際に参加したのは三日目だけど、二日目は知り合いも多く出ていることから部屋にいる間はほぼずっと視聴していたおかげで“ドキュメンタリー”がダントツになったと。
この結果なら誰に見られても恥ずかしくない!
とはいえ、今後もそれほど増える可能性は少ない。
上にも書いてあるけど、なにしろ長野県内の地方局ではおいらの好物たるアニメがほとんど放映されていない。
当分“けいおん!!”だけの録画で済みそうだ。
他、torneで録画するタイトルは、基本的には録って消しの物がメインになる。
1時間番組のドラマやレギュラー物のバラエティー等。
BDレコーダーと違って、その他のメディアに残す事が出来ないPS3の録画機能の場合はそういった使い方がベターと思われる。
というか……
容量が無い!
1時間番組を3本入れたらもういっぱいいっぱいだ!
前述の“けいおん!!”も、放映を見つつ、録画を見てその後即消し!
アニメ好きにしては思い切ってるように見えるけど、“けいおん!!”に関してはBD購入が確定してるので全く問題無し!
とまぁ、こんな感じで新たに地デジの環境が増えた。
映像を永久に残す訳にはいかないけど、録って消しをする一時的な利用なら唯一無二とまで言えそうなアイテムだ。
PS3の起動が速く、録画準備が完了するまで1分かかるかどうかで、下手なレコーダーより遙かに起動が早く、なんとなく見ていてすぐに録画したくなる場合なんかにも有効だ。
普段の視聴に関しても、torneの高速な機動を体験してしまうとTVやレコーダーの鈍重な動作には戻る事が出来そうにない。
というわけで、リアルタイムの視聴にもPS3-torneを通して見るのが基本となってしまった。
因みに大満足かというと、いくつかの欠点もある。
●torneで録画した物はtorneでしか観れない!
別に他のプレイヤーでというわけでは無いんだけど、PS3のメディアプレイヤー上からも観ることが出来ないのがちょっと痛い。
一応シーンサーチや1.5倍再生なんかもあるんだけど、シーンサーチの挙動がなんか違ったり、ボリューム調整が出来ないのがちとキツイ。
あと、大した時間じゃないとはいえ、torneをいちいち起動するのも面倒すな。
再生時間やジャンルの集計の関係があるからかもね~
つか、ボリューム調整さえつけば全く問題無いんだけども……
●地方CATV局の“トルミル”が反映されない!
全部のCATV局を捕捉し続けるのが大変なんかね?
今の時期は御柱のリアルタイム・再放送のラッシュになる地元CATV局、LCV。
torneで見ると誰も録ってない事が判明。
よし! 諏訪人としてトル数を1にしてやろうじゃないか!
と、容量が少ないHDDに鞭打って、放映残り時間30分の所で録画開始!
しかしトル数に反映されず、表示は“--”のまま……
ここでようやくLCVが集計対象外な事に気付く……
一応番組リストに表示されてるだけに、集計されないのは惜しいすね。
もっとも、御柱期間過ぎたらLCVの項目を見る事は減るだろうけど……。
●分単位の録画が出来ない! (何か方法あるのだろうか?!)
これは結構困った。
視聴中に“START”ボタンで録画開始出来るんだけど、その番組全部を録ろうとしてしまう。
例えば4時間番組の“日常の裏技集”的な物が放映されているとき、ある一つの裏技を録画しようと“START”ボタンを押す。
すると、その裏技から番組の終わりまでを録画しようとしてしまう。
「残したい場所が終わったら録画止めればよくね?」と思わなくも無いんだけど、HDDの容量が5Gを切る見込みの場合は録画機能が働かない!
なんで、おいらみたいにHDD容量が少ない環境下でこういった録画をしようとすると、残り3時間ある場合は3×10G(おおざっぱな容量)=30G以上の容量がなければ例え1分でも録画することが出来ない……
ここがちょっと不便。
●番組の分割録画が出来ない! (何か方法あるのだろうか?!-2)
分単位の録画が出来ないの内容に被るんだけど、例えばLCVの御柱番組は細かく時間を区切らないおかげで放映時間11時間とかわけわからん長さになってたりする。
こういう番組を“3時間” “4時間” “4時間” の3分割で録画したい場合、時間指定で予約が出来ない以上、その場に張り付かないと実現出来ないのがなんとも不便だ。
HDDの容量があったとしても、4,5時間を超える場合は細切れで残した方が取り扱いが楽なんじゃがのー
欠点といってもそれくらいだろうか?
まぁ、おまけ的な機能とはいえ、この辺のはなんとか実装してほしいですなー
もうあれだ……
HDDの容量もたらんし、現行の薄型PS3を買い足して、今の旧型PS3はtorneとコンビでレコーダーとして使って行きたい。
とはいえ、所持しているPS3は黒で、薄型PS3も黒しか販売されていない。
同じ色ではつまらん!
やはり別の色が出るのを待つしかないかな?
あれほどtorneのサイズが小さいなら、その内一体型モデルとか出るんじゃなかろうか?
Σ( ̄□ ̄; ハッ!
というか、PS3タイプのPSXでてくれーーー!!
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