地デジ(地アナ終了)対策!
と関係ありそうでなさそうなNTTのひかりTVを導入してみる回。
そもそもの導入理由はBIGLOBEからの電話だ。
突然の「2ヶ月ほど試してみんか?」の電話で一瞬悩む。
が、確か地デジの送信も始めるだか始まってるんじゃなかったっけ?
と、なんとなく記憶の奥底にピンと来る物があったから試してみる事に。
ひとまずの仮申し込みをしたところで改めてひかりTVについてチェック。
やはり記憶の通り地デジの再送信サービスがあった!
が、長野県は思いっきり対象外!
しかも予定にすら入ってないっぽい……
現在加入しているCATV局、LCVではアナログ波での東京キー局の再送信は行われているものの、地デジの再送信は行われていない。
2008年の一時期は送信されていたけれど、なにやら違法行為で2008年の12月に再送信が停止されてしまった。
直前には東京キー局各局と2011年までの再送信契約を結んでいただけに、1,2ヶ月もすれば問題を解決して再送信始まるんじゃね?
と、思っていたけど早1年半(弱)!
この間責任者の処分あたりの発表はあるものの、再送信をどうするのか、計画案など一切公表されず!
結構ゆったり構えていたけれど、このままで行けば2011年の7月で東京キー局の放送が終わってしまうかもしれない……
とまぁ、そんなタイミングのひかりTVへのお誘い。
BIGLOBEの営業は上手いタイミングで仕掛けてきたものですな!
因みに……
日テレの長野放送局はTSBテレビ信州
テレ朝の長野放送局がABN長野朝日放送
TBSの長野放送局がSBC信越放送
フジTVの長野放送局がNBS長野放送
一応主要局の系列局はある。
となると不満はなんだ?
ってことになるんだけど……
系列局ではかなりの不満がある。
・ゴールデンの放送内容がキー局と違う。
時々やるスペシャルのみなのかな?
とか思った“ネプリーグ”が実はレギュラー番組だった!
とか。
19時からのレギュラーくらいキー局に合わせて欲しいところ。
・スペシャル番組がレギュラー番組になる。
20時あたりから始まるバラエティ番組があったとして、「次週は7時(19時)からの2時間スペシャルです!」なんて告知が出るとする。
で、画面下に「※一部地域では通常通りの放送となります」なんて注釈がついたりする。
その“一部地域”がメガヒットしよる……
午後7時のゴールデン中のゴールデンのタイミングでローカル番組て……
14時、15時とかドラマの再放送時間にやってくれればええねんけど……
・深夜アニメほぼ壊滅
今季はたまたま“けいおん!!”が驚異の全国展開で3週間遅れながらSBCで放映されているけど、他の曜日には一切深夜アニメが無い!
深夜番組も、一見中堅芸人なんかが出てて一瞬“おお?!”と思わせるも、そんな深夜バラエティですら数週間遅れという罠。
・F1の予選放送が無い!
F1の予選は無いけど競馬の番組はあるという……
何がどういう基準でこうなってるのかさっぱりわからん……
で、さらに問題なのが……
・TV東京・系列が無い!
アニメ系が激減するのはもちろんだけど、なによりバラエティ系に大打撃を与える。
「所さんのそこんトコロ」「ニッポンのミカタ」あたりの雑学系や、時々気になる旅番組、意外と多い古代ミステリー探求系が多いだけにこの放送局が消えるのは痛い!
まぁ、この辺りの不満点は解消されないにしても、補うなにかがひかりTVにあればラッキーだ!
そんなわけで開封。
接続はACアダプタとLANケーブル、HDMIケーブルの3本。
LANケーブルをHUB経由のポートにぶっさしただけで、ルータのIPがどうで、ゲートウェイがどうでとかいった設定は特にしなくても勝手に認識。
設置はひっじょーに楽である。
で、フレッツ光かなんかの契約者情報を入力したらひかりTV開通!
ちょっとくらいトラブルに見舞われるかと思ってただけに拍子抜けも良いところ。
とはいえ、設定直後からいきなり各種メニューは見られるから「お、流石オンラインだな! すぐに見れるようになるとは……」と勘違いするも、実際にはNTT内での登録作業が終わるまでは放送を見ることが出来ない。
何やってもエラーが出るため、やっぱり設定が違ったか!とか思うも、登録されるまでしばらく時間がかかるとかの記述を発見して放置。
設置から所用をすませつつ数時間後。
映像が映った状態で初期メニュー現る!
ちなみに今回のお試しコースは放映されてる60ch以上の番組が見放題の“テレビおすすめプラン(2,625円/月)”をチョイス。
無料期間だから番組見放題+ビデオ見放題の“お値打ちプラン(3,675円/月)”を選ぶのも有りだったかもしれないけど、普段から観たいタイトルをBlu-rayで買ってしまうおいら的には観る機会がなさそうだったのでパス。
早速60ch以上の番組表を表示。
操作感的には地デジTVの番組表のもっさり感。
正直前日に“torne”で超快適な操作感を味わってるだけにこの操作感は厳しい。
しかも表示されてる番組表は契約した60chちょっとだけではない。
オプション料金が必要な他のchがさらに10ch以上追加されている。
合計80ch以上の番組表を1周させるだけでお腹いっぱいになってしまう。
オプションで契約してないチャンネルを非表示とか出来れば良いんだけど、商売の為なのかその辺の項目は見あたらなかった。
で、この膨大な番組表から気になった番組をセレクト!
するとこんな感じの画面が出てきて、もう一度ボタンを押すと再び番組表に戻る!?
カーソルの位置のデフォルトが“閉じる”になっている……
まず番組をセレクト、次に“上”、“上”、“決定”といった手順でようやく視聴画面に移る。
解説がしっかり出てくれるのはいいけど、デフォルトは“決定”であって欲しかったなぁ。
その後リモコンの“再生”ボタンを押すと、いきなり番組が切り替わる事に気付く。
んだけど……、そのボタンがその他のボタンに埋もれていて結構誤爆する。
カーソルの周囲の何かのボタンで視聴開始出来れば良いんだけどね。
このSTBでは現在放映中の番組を確認するには、二つ上の写真の通り単純に番組表を表示させる必要がある。
基本的には時間単位で表示されるため、その時間内で放映が終わった物は黒抜きに。
放映中であっても放映時間が短い物はただの“バー”になって、内容がほぼなにも解らなくなってしまう。
前日のtorneの記事の、あんまりよろしくない例そのまんまである。
ただ、このSTBではもう一つの番組表を持っている。
それがこのジャンル別一覧表だ。
アニメだったりドラマ、映画なんかのジャンル別にアイコンが集合する。
それぞれのアイコンにカーソルを乗せると、下の方にちらっと内容が表示される。
地上波と同じく、1ヶ月単位の番組表が配布されるけど、地上波の番組みたいに特に注目してる番組があるわけでもないから、数十chにカーソルを合わせて内容を確認するのが結構タルい。
ただ、一つ上の番組表より動作が軽いから普段はこちらを利用する事が多い。
何より、HDが一つのカテゴリになってるから、HD放送を探すのが楽。
(やはり追加料金を払うわけだから、HD放送をみてナンボでしょ!)
で、おいら的にこのひかりTVはどうなんだ?
ということになるんだけど、1ヶ月ほど使って視聴時間は数時間あるかどうか。
地デジの番組、ゲーム、PCと、画面を観る時間にさらにひかりTVを組み込むのは結構難しい。
これがUSENならば目じゃなくて耳を使う関係で、特にPCでの作業中なんかで活躍できそうなんだけども……。
実際にひかりTVを視聴したのは、なんとなく暇を持てあます休日の午前なんかに、旅番組、ナショナルジオグラフィック、ANIMAX、その他をパラパラと見る程度。
なかなか目的を持って見るのが難しい。
キー局の再送信があればまた別だろうけど、今のところそのようなサービスはまだまだこちらまで来る気配が無い。
USBでHDDを接続すれば録画も出来るとはいえ、注目する番組も特には無い。
と、なると、残念ながら5月いっぱい無料視聴を楽しんだ所で返却ということになりそうだなぁ。
というかやはり事前にtorneを触ってしまったのがデカイ。
いっその事SCEとNTTが組んで、torne(のソフトウェア)でひかりTVを視聴出来るサービス始めないかな?(^^;
あの超高速の操作性と、検索性能の高さ、まさに多チャンネルのひかりTVにうってつけなはずだ。
ネットワークを介してTVサービスしてるから、ハードウェアを新たに追加する必要も無くて済みそう。
ひかりTVの契約者数がどれほどかわからんけど、torneの販売台数が確か16万越えてるとか?
何%が契約するかわからんけど、どちらにとっても有益な気がするんだけどねぇ。
まぁ、全てはキー局の再放送が無い事が全ての問題だ!
LCV! そろそろ今後の展開を示してくれっ!
コメント