雪国だった!
いや、寒いって!
前回のチャレンジから1ヶ月ちょっと。
前回はちょ~っと雲が多くて富士山が見えずやや消化不良気味。
もう一度チャレンジしたいと思ってた所、ザキ氏との都合もついて今日7日が再チャレンジの日となった!
12月11日から高ボッチ高原へ向かう道路が閉鎖されるため、事実上今期最後のチャンスとなる。
晴れて欲しい!
前日となる6日中は暇さえあれば天気予報をチェック。
どうやら午後から曇りになる・・・予想?
でも午前中晴れならば良い絵が撮れそうだ!
さらに12月とは思えないほど暖かく、環境は最高……
あたたかく?
放射冷却フラグキタコレ!
これは今期最強の寒さと言っても過言じゃないくらいの寒さを覚悟してもよさそうだ。
午前3:30起床
機材の準備を始める。
「前日にやっておけよ!」
って話なんだけど、機材が多く、持ってるカメラバッグには納まり切らない為、当日の天候状況で選択しようと思っていたわけ。
前回は……
[バッグ1 ショルダー]
・EOS5D+EF24-105mm F4L IS USM
・EF17-40mm F4L USM
・TS-E24mm F3.5L
・EF28mm F1.8 USM
[バッグ2 ショルダー]
・EOS20D+EF70-200mm F4L USM
・EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
[首掛け ベルボン ULTRA LUXi F]
これら3つを担いで雪道をひたすら歩いた。
にも関わらず、時間が遅い、天候不良、三脚が1本でレンズの付け替えの余裕が無い。
ってことで一度も付け替えられず、ただひたすら重いだけだった。
バッグもショルダー二つで動きの自由が制限されたのが難点。
「そんなんで雪道歩くな!」
って話だけど、当時の記事の通りまさかの積雪で車で上がれなかったという最大のアクシデントが!
そんな教訓もあって当日の天候で荷物を決定。
その結果今回の装備は……
[バッグ1 ショルダー]
・EOS5D+EF24-105mm F4L IS USM
・EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
[バッグ2 リュック]
・EOS20D+EF70-200mm F4L USM
・EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
・EF17-40mm F4L USM
・TS-E24mm F3.5L
[肩掛け ベルボン ULTRA LUXi F]
[肩掛け ベルボン ジオ・カルマーニュE645L]
これらの4つを……
って増えとるがな!
減ったのはレンズたった一本!
ただ、小型のショルダーと、バッグの一つをリュックタイプにした為に積載量が大幅にアップ。
三脚は2本(単位は本?)をまとめてバッグ1と一緒に担いで機動力も確保。
それでも多いがな!
そこも今回はばっちり。
丁度3日前に車のタイヤをスタッドレスに履き替えていた。
現場の真横に着けさえすればこの程度の重量モノともしないわ!
午前4時30分、ザキ氏と合流(自宅前で)山へ向かう。
高ボッチ高原へ向かうスカイラインに入り暫くすると、前回とは逆に先行する車に追いついた。
車のナンバーは……湘南!?
うおーすげー気合いだ!
この先雪が無ければいいけど……
とか思ってた矢先に車が脇に寄り、こちらの車が追い越した。
その直後、前回より遥に低い位置にも関わらず積雪が!
さらに先に進めば進むほど激しいアイスバーンが登場!
気がつけば湘南から来た車はかなり下に。
雪が激しすぎてノーマルタイヤじゃ厳しすぎる。
先を行くと、ちょっと開けた場所にさらに県外ナンバーが数台停車していた。
が、それを横目に今回はガンガン登る。
その後も雪が多いせいか先行する車、追い抜く車がまったく無い。
でも「今日は撮影客は少ない」とはなぜか思えなかった。
そしてその予感は的中!
撮影ポイントの脇には前回とは比べものにならない数の車!車!車!
車のナンバーも同県内の「長野」や他県から「富士山」「群馬」遠くは「京都」と様々な車が駐まっている!
なんじゃこりゃあ!?
ざっと見で30台以上は駐まっている。
「うおーすげー!」
「ぞくぞくするわ~!」
一気にテンション上がってきた。
すぐ上に松本平を望める広い駐車場があるけどそこまでは行かず、手前の駐車エリアで車を停めた。
そっちにも車が駐まってるとしたら一体どれだけ集まっているのやら?!
車種によって傾向は違うと思うけど、車に搭載されている「車外温度計」は設置場所の関係で“目安”程度にしか使えない。
この車の場合は+2、3度で表示される・・・らしい。
んでこの時ちらっと見えた外気温は……-2度!
“その説”が真実であれば実際は“-4,5度”ということになる!
一歩外に出たら……あ゛動きが止まった。
気管が凍るわ! ってなくらいの寒さ。
時間が時間なんで気合いを入れ直して機材を担ぎ、撮影ポイントを探すべく散策道?に進入。
するとズラリとぶっとい三脚の山!山!山!
高ボッチ到着がだいたい5時30分頃。
ここで撮影するにはこの時間じゃ既に遅いのか!?
手前側は全て埋まっているから展開出来るところまで前進!前進!
結局展開出来たのは一番端となったが、眼前に樹木があったり、柵より先に居るカメラマンの頭も無かった為ロケーションとしては問題無し。
んで展開。
ザキ氏の展開は早かった!
レンズ1本のみとはいえ、EF-S18-200mm ISはおいらが準備してきたレンズの焦点域をほぼカバーしている(^^;
USMは付いていないがAFスピードはUSM搭載レンズとほぼ遜色無い。
その間もたもたと(もたもたした理由はまたの機会にでも)準備する。
やばい! なんか富士山が明るくなってきた?!
あ゛ーーーー
リモコン付ケテ三脚ニセットシテアレヤコレヤ……
そいや!
間に合うた……
肉眼で見るよりかなり朝焼けってるけどギリギリ星一つ見えているし問題無し。
あの1つだけやたら明るいのが気になって現像しながらPSPを使って調べると……
あれは“スピカ”かな?
そんな名前が!
後から知ったとはいえ、良いじゃないですか!
と、メインカメラの設置が済んだのでここでサブカメラの設置に。
なんかもう三脚そのものの性能が違うこともあってぐっらぐら(^^;
でも風がまったく無い状態にある為、ミラーアップとセルフタイマーを使うことでブレは殆どなくせた。
つか、リモコン使え!
って話なんだけど、実はもう一つリモコンは持って来てた。
そのリモコンがコレ。
純正のワイヤレスは非常識的に値段が高く(望む用途以上の機能が付きすぎ)、一生縁は無さそうだと思っていたところにこの商品が発売された為に速攻で購入。
駄菓子菓子!(だがしかし)
リモコン端子にぶっ差すと、ミラーアップされてしまって撮影が出来ない。
抜き差ししてみたところで今度はうんともすんとも言わない。
EOS5D、EOS20Dどちらに差しても症状は違えど兎に角撮影が出来ない!
前日までは普通に使えたっていうのに!
そういった複雑なじじょうを経てミラーアップ&セルフタイマーで対処することに……
いちいち本体のシャッターボタンを押さなければならなくなって、リスクも手間も増えたけど仕上がりは上々!
最新機種では設定が可能かもしれないけど、この頃のEOSはセルフタイマーにすると10秒のインターバルとなる。
しかし、ミラーアップさせた状態でセルフタイマーにすると、僅か2秒でシャッターを切られる!
今回EOS20DがのっかってるのはULTRA LUXi Fの方。
ほぼ無風だったのが幸いして、上の様な絵を撮る事に成功した!
そして遂に念願の構図での撮影にも成功した!
諏訪湖周辺の街並に、イルミネーションが見えつつしかし空は朝といったなんとも不思議な写真。
前の記事で紹介したこの写真は、今回撮れた写真の時間よりほんの少し遅かった程度だったはず。
にもかかわらずイルミネーションが全く見えない。
そして諏訪湖・富士山にばかり注目せずに視線をちょっと北東に向ける。
そこで撮れた1枚がコレ。
相変わらず山の名前が解らなくて情けない所だが、位置的には八ヶ岳だろうか?
手前の山々から奥まで稜線がしっかり解る微妙な色の違いと空のグラデーション。
いや~、コレは早起きしないと撮れない絵ですな!
夜景と朝のコラボレーションを撮り始めて約20分。
どれだけシャッタースピードを遅くしても、早めても(暗めに写る)イルミネーションは写らなくなり(2枚上の写真状態)、本日のゴールデンタイムは終了した模様。
まだ現像(=RAWデータの編集)作業は終わってないけど、満足する写真を撮ることが出来た。
さて・・・と、そろそろ撤収しようかと思ったおいらの耳に何気なく入ってきた会話に衝撃を受ける!
「今日は富士の麓にちょっと雲が見える程度で残念だね」
「昨日~まで行った人は見事な雲海を見れたそうですよ」
「また次に期待しよう」
あんですと?!
もっともっと綺麗に見れるタイミングがあるんですと?!
どうやら2回や3回程度じゃないほど高ボッチに来ている方々っぽい。
そっか、ココにはまだまだ違う表情があるんだな!
今回だけで満足しないで、またチャレンジするとしましょうか!
(出来れば女の子も一緒につれて……、いやだって、すごいろまんてぃっくだし!)
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