7月31日。
御柱で賑わった諏訪大社下社が今度はお舟祭りで賑わう。
で、お舟祭りそのものは8月1日なんだけど、今日は宵祭りってことで、夕方から秋宮前の道路を歩行者天国にし、御輿やら長持ちなんかが出て、道路の両脇を多数の屋台が埋め尽くす。
白熱球で暖色に照らされる屋台とか撮ってみるかな……
と、数年ぶりに宵祭りに足を伸ばそうと新聞で時間をチェック。
(地元の大きな祭りにもかかわらず、基本的に会社は休みにならないから土日の開催でなければとても行く事は出来ない)
“午後7:30~8:30頃まで約130発の打ち上げ花火……” あんですと!?
打ち上げ場所は水月霊園付近?!
あんなところで打ち上げ花火出来るんだ……
生まれてから30年以上、普通に気付いていなかった!
と……なれば!
8月1日からは諏訪湖で1ヶ月以上にわたって毎日花火が上がるサマーナイトファイヤーフェスティバルが始まるから急ぐ必要は無いんだけど、なんとなく7月の日付で撮りたくなった!
そんな訳で初めて NEX-5 を使って花火を撮ってみた。
花火は過去に何度も撮影してきているけど、いずれも機材は EOS を使っている。
EOS を使っている場合はワイヤードリモコンを使って、適当なタイミングによるバルブ撮影をしているんだけど、NEX-5 にはバルブモードはあれどワイヤードリモコンは無い。
と、いうわけで、前の記事で準備した装備を早速使ってみる!
星では失敗したけど、コチラならそこそこ自信ありだ!
まぁ、NEX-5 を使う事も重要とはいえ、1年ぶりの花火を撮る練習も兼ねてるから EOS 5D の方の準備もしっかりする。
それぞれのセッティングはこんな感じに。
●Canon EOS 5D
・レンズ EF 70-200mm F4L USM (AA)
・三脚 Geo Carmagne E645L (AA)
・その他 Canon TC-80N3
・モード バルブ
・AF 親指AF
・ISO 100
●SONY NEX-5
・レンズ E 18-55mm F3.5-5.6 OSS (AA)
・三脚 ULTRA LUXi F (AA:ULTRA LUXi L)
・その他 エツミ E-6205
・その他 HAKUBA ブラックオートレリーズ 2 100cm
・モード マニュアル
・SS バルブ
・AF マニュアル(MF)
・ISO 200
レンズ交換は考えてないからかなりあっさりした構成ですな。
んで、会社の屋上へ上り、打ち上げが行われるであろう方向に向けてセッティングしている間に打ち上げが始まる!
諏訪湖の花火と違ってスターマイン的な事は恐らくやらないだろうから急ぐ必要は無いんだけど、始まってしまったとなれば落ち着けなくなるのが人間というもの! (多分)
とはいえ、1から E-6205 あたりを装着して……なんて準備をするとパニックを起こす所だけど、さすがにその辺はぬかりない。
一応事前に E-6205 を装着し、さらに 三脚のクイックシューも予め装着していた。
三脚をそれぞれ展開してカメラを装着。
まぁここまではOK。
次にピントを……、ここで焦りが出る。
EOS の場合は常に AF を切り換える事が出来るけど、NEX-5 の場合はメニューに入って切り替えをする必要がある。
しかもフルタイムAFで、一度ピントを合わせてもメニューを押すタイミングでフォーカスポイントがずれる可能性がある。
となれば最初からMFに設定し、マニュアルで調整するしか無いんだけど……
花火が上がり始めた事と、対象が暗い事もあってちょっとピントの調整でミスをした模様。
NEX-5 の写真は全体的にピンが甘くなってるけど、まぁ、どんまい? みたいな……
で、予想通りドカドカ打ち上げることはなく、1発1発じっくり上げてくれるおかげで撮影はし易い。
NEX-5 に繋がれたレリーズケーブルを右手に、EOS 5D のリモコンを左手に撮影開始!
撮り比べではなく練習のはずなのに、何故か 5D の焦点距離が NEX-5 に近い!
おかげで撮り比べの様な1枚になってしまった!
それにしても、やはり NEX の焦点距離が足らない。
花火のすぐ近くなら兎も角、1km以上離れてるとかなり厳しい感じですな。
都会のビル群やらなにやらイルミネーションが他に沢山写り込む場所なら兎も角、山に囲まれて花火以外が写り込みにくいここらの場所でこの焦点距離はかなり厳しい。
まぁ、暫くの間はトリミング万歳でいくとしますか。
というわけで以降はトリミング&WBを適宜調整。
ちなみに 5D の方の写りの白っぽさは、RAWから調整0での結果。
5Dの方のデータもWBを適宜変更でアップ!
●NEX-5編
(トリミング有り)
●EOS 5D編
(こちらはリサイズのみ)
結果は、1年ぶりとはいえ悪く無い感じ。
ただ、NEX-5 のブラックアウトにはかなり悩まされた。
どうやら撮影した時間とほぼ同じ時間ブラックアウトになるようだ。
具体的には、4秒撮るとほぼ同じ時間と思われる4秒間ブラックアウトしたままシャッターが切れなくなる。
EOS の場合、長時間露光のノイズ除去オプションをオンにしていると同じ様な状態になるから、もしかするとノイズ除去が勝手に作用してる感じなのかも?
でもこの機能を切れないのは致命的だ。
花火発射! > 花火展開 > 火の粉消失 > 2発目発射! この段階でシャッターが切れない!
だからまるまる1回分の花火を逃す事になる。
おかげで EOS 5D の半分しか写真を撮ることが出来なかった。
焦点距離の短さについては、画素数が多い分トリミングでなんとかなるかもしれない。
とはいえ、ちょっと厳しいのは確か。
性能は悪くないのにどっか引っかかる感じが辛いなぁ > NEX
まぁ、諏訪湖の花火でもうちょっと練習してみますかね。
コメント
ノイズリダクションを切にすると大丈夫じゃないかな?
この時は完全に”長秒時ノイズリダクション”を見逃していたみたいです。
今では常時切りですが、何かのタイミングでONにした状態でふと長秒撮影しようものなら今年の8/8の記事の様に慌てて気が回らなくなる罠も。