今宵の月はスーパームーンらしい。
何かっつーと、19年振りに月が地球に大接近し、普段より14%ほど大きく、30%ほど明るく見えるんだそうな。
そりゃーー撮るしかない!
EXTENDER EF2×III (AA) の出番だ!
と、そんな土曜日。
昼過ぎ頃買い物にでも行こうと準備をしてると、お袋から爺様の墓も回ってくれと頼まれる。
そういえばそんな時期か。
じゃまぁ、午後1時30分頃の出発ねっつーことで、昼食後は時間まで夜の準備をする。
そして出発予定の5分ほど前。
靴下でも履きますかね~とベッドに腰掛けた瞬間……
腰の辺りが ニチッ
あ、この感じ!? Σ( ̄□ ̄;
嫌な予感しかしない。
とはいえ今のところ違和感があるだけだ、まだ慌てる時間じゃない!
幸い目の前にちょっと強力めな湿布、モーラステープがある!
体勢をなるべく崩さない様に手に取っておもむろに貼り付ける!
そして電話。
「なんとなくヤバめだから出発は2時で」
痛みを拡散させないよう、湿布の成分が浸透するまで微動だにせず待つ。
30分後。
最初に感じた異変から変に動いていないおかげか妙な痛みは感じていない。
しかし違和感はバリバリ感じる。
とりあえず立ってみよう。
みりょっ
キターーーーーーー! (´д`)
だめだ。
立ち上がろうと力を入れた瞬間、脊椎注射をされた様な鈍い痛みが腰に走る。
はいっ! ぎっくり腰来たコレ! (・∀・)
このタイミングでかよっ! (`□´)
墓参りは妹に代打を頼み本日の移動を断念。
モーラステープを3枚に増強して大人しく横になる。
まさかこんな事で溜まりに溜まったTV放送の録画を消化する時間が取れるとは……
午後6時頃。
そろそろ夕食の時間らしい。
さて起き上が…… れない!
腰が完全に固まった!
発症が午後で、しかも運の悪いことに今日は土曜日。
医者に行こうにもどこも午前で終わっていて、午後は救急対応のみ。
注射でも打って貰えば楽になってたんだろうけどこの時間に受診するのは厳しい。
というわけで僅かでも動けば激痛が走る状況となっていた。
10分近くかけてなんとか起き上がり、さらに10分近くかけて立ち上がる。
そして外をみれば完璧な月の姿が!
と、撮りたい……
本来ならば三脚……、この場合は EOS 5D + EXTENDER EF2×III + EF70-200mm f/2.8L IS II USM (AA) の重量構成を支える為 Velbon Geo Carmagne E645L (AA) としたいところだけど持ち上げる余力が残っていない。
しかたない、ならば手持ちだ!
無茶だ!
歩く姿がゴリラのような体勢になりつつも窓際へ移動。
悔しいことにやたら綺麗に月が見える。
しかし腕が胸より上に上がらない。
たっぷり数分掛けて痛みを慣らしつつ腕を上げる。
しかし揺れが収まらない……
ということで窓枠にレンズを押し当てつつ連写!
1枚でも撮れてればいいや!
そして。
ちっさ!
フルサイズの400mmでこのサイズなのか……
月を撮るなら最低限400mmでエクステンダー使用の800mmは欲しいなぁ……。
とりあえず等倍で切り出してみる。
去年の4月1日に撮影したブルームーンの等倍切り抜きと比べてみればその差は歴然!
確かに400mmのでかさだったらしい。
(とはいえ余白の量がまだまだ余りに多い)
しかしなんかエッヂが出てないような?
エクステンダーの影響だろうか?
三脚使わないとやっぱ駄目かもしれない。
夕食後、再び自室に戻ったところでなんとか気力を振り絞って三脚に手を掛ける。
ここで座り込んでしまったら朝まで動けない気がする。
とりあえずベランダに三脚を設置して月のレンズを向ける。
駄菓子菓子!
ファインダーが揺れる揺れる。
ベランダの床は良くある樹脂製で、体の揺れがモロにカメラ本体に伝わっていた。
下手すると手持ちより駄目かもしれん……
脚2本をベランダの鉄骨部分に乗せるも、残り1本はどうしても樹脂の上になる。
加えて腰が痛くて屈めないからってことで、全部の脚だけでなくエレベーターもほぼマックスまで上げている。
足場が不安定な状況でこれは最悪と意っても過言ではない。
なんでこのタイミングで ウィッチアタック 受けるねん!
うだうだ言ってても仕方無いってことで体力の続く限り撮影。
撮影出来た写真を見てみると思ったとおり結構ぶれてる。
それかISOを200にして1/1000までシャッタースピードあげた方がよかったか?
いずれにしても設定をごちゃごちゃやってる余裕が兎に角無かった。
せっかくのチャンスがなんて勿体ない!
次回の天体イベントこそ完璧な体勢で望みたいもんですなぁ~……
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