真・2010年、初ラウンド

結局右腕の痛みは治まらず、肩の高さより上に上がらない。
でもひょっとして?
とか思ってクラブを振ってみると、意外に肩より上まで振らなくてもよさそうな感じがした!
これならイケル!

5月はGWで元々休みが多く、仕事の少なさによる休業調整で平日に休まされるポイントが無く、ザキ氏を含めて且つ低料金でラウンド出来る最後のチャンスじゃなかろうか?

というわけでちょーっと無理してでも行ってやろうじゃないか!
そういうことにした。

コースはサニーカントリークラブに決めていた。
……はずなんだけど、先日のまさかの積雪によりコースコンディションが最悪に!
ザキ氏がいろいろ探した結果、長野県より暖かく、コンディションも問題無いという山梨の昇仙峡カントリークラブにいつの間にか決まっていた。
個人的にはデビュー戦で188というスコアを叩きだしたサニカンでリベンジしたかっただけにかなり残念である……

で、今回の昇仙峡カントリークラブ
流石山梨!
HPをみると、眼前に富士を望みながらのプレーとなるらしい?
天気予報ではプレー中は晴れの予想になっていて、景色も気になるおいら的には最高の1日となりそうだ。

スタート時間は9時37分。
諏訪を出発する時間は8時
意外にのんびりだ。
とりあえずザキ氏に「練習の時間はあるん?」と確認を取る。
すると……
「あそこは練習場無いから30分前に着けば十分」
な、なにぃ?!
練習場は無いだと?!
最後にMT氏とセイブグリーンパークに行って以来練習に行って無くて、かつ右腕が中途半端にしか上がらない状態でどこまでやれるか、練習場で試してみたかっただけにショックだ!

まぁ、それならそれで仕方ない。
コースと施設の確認をしようとHPを確認する……え?

■ドライビングレンジ
甲府盆地を眼下に霊峰富士を正面に見ながら豪快にショット。
250ヤード28打席のレンジがあります。

あるやないかっ!

即効でザキ氏に連絡取ると、出発時間が7時に変更。
準備も含めれば起床は5:30か……
はえー!

そんなこんなで突然の時間変更があったりしつつもなんとか定刻通り諏訪を出発!

途中ザキ氏の後輩H氏を拾い、合計4人になっている。
車はウチの会社から拝借したエスティマ。
今日は普通に出勤日ではあるけど、週に1回も仕事で利用される事が無いから今回もすんなり借りることが出来た。
やはり大人数での移動の場合は、こういうデカイ車が良いですな!

昇仙峡CC到着は8:30頃。
練習時間を考えれば丁度良い時間と言えそうだ。

練習場は全自動タイプの設備になっている。
が!
ティーは出っぱなしで、何故かボールもコインで規定数カゴに入れる古くさいシステム。
そしてその全自動のはずのティーの上に手で球を置く……!?
いや、手動でもいいけど、せめて機械式(足でレバーを踏むタイプ)のを置いておいてくれても良いんだけどなぁ……
まぁ、メインはコースの方とはいえ、もう少し設備に力を入れて欲しい所だ。

折角富士山が見える最高の場所なんだしさ!

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今日はガスってるけどな!

そう!
今日はガスっている……
この写真でも画面中央からやや左上にうっすら見えるのが富士山だ。
確かに空は晴れそうなんだけど、このガスり方では風景の方は期待出来そうもない。
まぁ、ゴルフのコンディションとしては最高の一日となりそうだからいいか!

で、練習開始。
まずは準備運動だ。
足・腰・首は問題無い。
両腕を上に上げる……無理。 まずいな。

打席に立って構えずに軽くスイング。
お? 痛くないぞ?!

腰を落として地面をクラブで叩くスイング。
まずは振り上げ……痛ぇ! やばい。

そして振り下ろし……ビキィ! 終わった!

痛みを嫌って腕が引けてしまう!
今日の参加を決めた前日のスイングテストは、いちいちマットを敷いて地面を叩くスイングをするのが面倒で、地面より遙かに上の方を振るスイングだった。
マットを敷いてしっかり確認しておくべきだった!
といっても後の祭り。

とりあえずもうどうしようもないって事でボールを置いて練習開始。
やはり痛みを回避するためにいつものフォームをかなり崩してしまっているらしく、良い当たりは殆どでなかった。
それでも100y近くはなんとか飛んでいる。

痛みが余りに激しくてゴルフにならなかったらカートの運転手に徹しよう……

軽い絶望を感じつつ練習終了。

時刻は9:30。
スタートは37分からだけど、前の組がすでに出発していた為にちょっと早いけどこちらもスタート。
運転席のザキ氏がスイッチを押してエンジン始動!
しかしコース案内に目を向けていて完全に手放しだ。
流石車屋……、余裕だな!
で目の前に壁が迫る。
ザキ氏はまだ案内を見てる。
おいおいおい、事故は勘弁してくれよ?
とか考えてる間も無く勝手にカートが曲がる……
あんですと?!
なんでもここのカートは完全自動運転なんだとか!?
地面にはアンテナ線ぽいなにかが見えているとはいえ、レールは無い。
よくもまぁ、誘導を外れないものだなぁ……と、感心しつつ“カート運転手”の線が消えたことを知る。

今日のコースは午前“南アルプスコース”、午後“富士山コース”となっているようで、カートは南コース第一ホールへと到着した。
前の組の姿もグリーンの周辺に確認出来た。
そして恒例の打順決め。
ブランクあるし、3番手くらいが良いな……と思いながら引いたくじは「-」
一番手かよ!

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スタートのタイミングになると雲もまばらとなって青空が広がっている。
今まで練習場喬木カントリークラブセイブグリーンパークなど、ティーグラウンドは畳半畳くらいの人工芝といった環境しか見たことの無かったMT氏はやたらに広いティーグラウンドや、その先に見えるやたら広いグリーン、やたら広いフェアウェイを見て興奮状態。
アウトドア派なMT氏的には最高の環境かもしれない。

と、そんな中記念すべき第一ショット。
1番ホールは140yのショートホール。
苦手なドライバーでなくて、割と言う事を聞くようになってきたアイアンを使えるのがせめてもの救いだ。
結果は……
トップした!
狙った方向から左の方へ転がるように飛んでいき、それでもグリーンにワンオン!
駄菓子菓子!
「今日のグリーンはBじゃなくてAだぞー」
「わかっとるわーーーー!!!」
見事に隣のグリーンに乗ったのであった……orz

速やかにティーを引っこ抜いて後ろに控える時にとんでもない物を見る。
次の組が到着してる。

あれ? まだスタート時間じゃなくね?!
何分間隔かわからんけど、そこまで詰めなくても……

1番ホールのティーショットは二人OBの一人ワンオンの、一人隣グリーンへのワンオンとなった。
おいらは続くセカンドショットもトップし、パッティング2回で、パー3を+2のダブルボギー。
パットが2回というのは比較的少ない方で、今までの成績を考えれば悪く無いスタートに思える。

そして2番ホール。
ここからはいちいち内容を覚えてられない怒濤の展開となる。

1stショットを終えて2番ホールの中程にカートを進める。
遠い順に2ndショットを行っていると……
“ドットッ……”
足下に別のボールが確認出来た。
信じがたいけど後ろの組がティーショットを打ち始めた!
2番ホールはミドルホールで、前の組が2ndを終える頃にスタートしなければ前の組の人にボールが直撃する可能性がある。
カートに乗っているならともかく、4人全員コース上だ。
すでに何十回となくラウンドしているザキ氏とH氏の経験からしても早すぎで、ひとまずは目測を誤ったんじゃなかろうか?
ということで気にせずグリーンへ。
全員カップインしたところでダッシュで離脱。
まだ2番ホールだし時間もそれほど経ってるわけではない。
でも次の組が明かにグリーンが空くのを待っているのが確認出来るだけに、こちらとしても急がない訳にもいかない。

いきなりダッシュとはなぁ……

その後、普段のスコア100前後で最大90切りのザキ氏とH氏もショットの安定感に欠け次第に1ホールの滞在時間が長くなる。
後ろからのボールもグリーン以外では容赦無く飛んでくる。

コース上では常にダッシュ。
ダッシュで息が上がってる状態でのショット。

午前“南アルプスコース”は結局69叩きでホールアウト。
時間も大幅に遅れて2時間30分も掛かってしまった。

大幅に遅いとなれば昼食時間も大幅に削られる。
12時にホールアウトしてから午後のスタートは12時37分。

着替えの時間を捻出したくて、昼食は“ざるそば”をチョイス。
といっても、プレイ中に腹が重くなるのを嫌って普段もざるそばだから何時も通りではある(^^;

10分で食事を済ましてさっくり着替える。
午前は長袖シャツに長袖ポロシャツだったが、陽射しが結構あってかなり暑かった。
というわけでシャツ無しの半袖ポロシャツにチェンジ。
思い切り過ぎな気もするけどなんとかなるだろう!

午後の“富士山コース”スタート時間より早い、12時25分頃にはカートに向かう。
“富士山コース”はカート乗り場の真下に1番ホールのティーグラウンドがある。
Σ( ̄□ ̄;
出発待ちの人に注目されるやんか……
で、そのティーグラウンドには、前の組の人が今まさにティーショットを打つ所だった。
「ティーショット打った辺りで行きますかねー」なんて話をしてるところでスタッフから「もうスタートしてもらって良いですから、なるべく後をおいかけて下さい」と。
やはり午前が遅すぎたようだ……orz
前の組は2バッグ。
コチラは4バッグ、ウチ2名はど素人。
正直ついて行くのは厳しそうだけど、常にダッシュで追うしかない。

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前の組が2ndショットに向かうのに合わせてこちらはティーグラウンドに降り立つ。
さすが、“富士山コース”なだけあって、目の前に富士山が見えて景観は最高だ!

前の組が2ndショットを終えるのを確認しつつコチラもいよいよスタート。
2ndショットに向かう間、後ろの組がティーグラウンドに降り立つのが確認出来た。
どうやら午前の組も同じコースをまわるようだ。

そして2ndショット。
案の定、容赦無い打ち込みが始まる。
比較的余裕ありそうなのに、いきなりゆとりの無いプレーを強いられる事に。

その後も追い立てられる様な展開で、どんな内容だったかまるで記憶に残らず。
本来なら遠い順に打つ所をボールについた時点でどんどん打つ。
10mほど下の見える位置に落ちたボールは全部無視して
それでも前の組が視界から消えないペースだけはなんとか維持。

そんなこんなで5番ホール。
345yのパー4。
前の組がグリーンでパットをしている。
300ヤードも飛ばせる化け物は存在しないので、特に待つ事無くスタート。
2ndショットに向かう頃には前の組は次のホールへ。
後ろの組はまだ姿が見えてない。

2人ほど2ndショットを終えた所で後ろの組登場!
そしてそのままティーショット!?
幸い当たる事は無かったにしても、ちょっとせっかちすぎじゃないか?

グリーンへ移動してアプローチ&パッティングを始めた時に事件が!
といってもボールが当たった訳ではないけど。

「早くやれよー!」
「遅すぎてリズムが崩れるだろ!」

ヤジが飛んできた……
さすがにコレにはザキ氏とH氏がカチンとくる。
何十回と無くラウンドしてる両氏にとって、午後のここまでは決して遅いペースではなかったからだ。
丁度H氏のパットのタイミングだっただけに、プレーを中断して後ろの組を睨み付ける。
因みに後ろの組は爺様グループ。
年齢は……、65~75くらいだろうか?
こちらの手も止まって後ろの組に注目してると流石にヤジが止まる。

気を取り直してプレー再開。
カチンとは来たけどここで速度は落とさない。
全員カップインしたらやはりダッシュで離脱。

7番ホール。
152ヤードのパー3。
ショートコースだ。
実は昼食の時に、ゴルフ場のキャンペーンで、この7番ホールと4番ホール。
二つのホールでそれぞワンオンを達成するとカラーボールや地酒?が貰えるという案内があった。
参加費は1200円。
ザキ氏とH氏は即座に参加!
おいらとMT氏は辞退。
練習場では150ヤードは結構調子が良いときだけってな印象があったし、なにより係員に注目されてたらやりにくいったらありゃしない。

が!

まさか自己申告制だとは!
何も心配せずに参加しとけばよかった……orz

で、実際に打ってみると……?
まさかのワンオン!
といってもBグリーン(第二グリーン)へのワンオンだから、ワンオンの権利は無いけど(^^;
でも十分に届くのが解っただけでも大きいなと。

そしてグリーンへ移動。
例によって後ろの組もティーグラウンドへ到着。
さすがにショートコースの場合は打ってこないようだ。

が!

なんか大声を出してる。
すわ最初からヤジか?!
と思ったが、どうやら6番のグリーンでMT氏が8番アイアンを置いてきてしまったことを指摘してるようだ。
ヤジを受けた後も基本急いでいたけど、ヤジを受けて以降は気力がちょっと萎えたようで、油断してしまったらしい。
ショートコースとはいえ、取りに戻るには距離がある。
幸い5番ホールでは睨みはしたけど文句は返してない。
とりあえずクラブホールまで持って行って貰うようにお願いしてプレー続行。

8番ホールのティーグラウンドと7番ホールのグリーンが近かった事もあり、ティーショットが終わった段階でMT氏が後ろの組にクラブを取りに行く。
普段自営業で営業スマイルを振りまいてるMT氏はこの機を利用してチョー低姿勢でコンタクト。
そしてここではおいら自身にもトラブルが……
ひたすら走り回ってたおかげで、運動不足の足がこむら返りをおこしかけた。
コップの水が表面張力で漏れずにふくれあがってるかのように、ちょっと力を入れると痙りそうになる。
まともに打つ事が出来ず、アプローチにミスしまくりで、結果11打を記録するも、それでもヤジは飛んで来ない。
MT氏の営業スマイルは効果覿面だったようだ。

打ち込みはあるものの、ヤジの無い環境で最終ホールをプレーし、2時間10分で富士山コースをホールアウト。
この時間ならまぁ、一般的な所要時間といえるそうだ。

結果的に富士山コースのスコアは72
MT氏にとっては天候的には最高だけど、精神的にはちょっと微妙なデビューとなったけど、それでもデビューのスコアで120台と、すぐに100切りを狙えそうな好成績をたたき出す。
おいらは午前の南アルプスコースの69と合わせて141
コースデビューしてから順調にスコアが良くなってる上に、今回のは左腕の故障があっていつもよりアイアンの当たりが悪かった上でのスコア。
これなら次回は120台も十分狙えそうな感じがする。

カメラを携行してのラウンドも、4バッグなら十分に余裕がありそうだ。
けれどやはり荷物が大きくなるのが難点。
小型のレンズ交換式カメラか、RAWの使えるコンデジあたりがあればコース上での撮影も出来そうなんだけど、なかなか満足出来る機種が出てないのが残念!

次回はコンディションはもちろん、環境面でも良い感じのプレーをしたい!

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