またつまらぬ歳を重ねてしまった……

35~44歳までの女性を差す言葉が“アラフォー”と言うんだとか?
つまり女性だったら“アラフォー!”とか言われる歳になったというわけか……

なんかこー、有意義な歳の取り方していかないといけませんな!

そんな訳で誕生日を迎えてしまった。
TV番組の「20年前はこんな物が流行っていた!」とかそんな内容の特集がある時に、
しっかりばっちりこれでもか!
っつーくらい覚えがあるのがなんとも言えない複雑な気分に……

少し前までは……
「20年前はこんな物が……」
「俺、生まれてねーし!」
と、そんな感じだったと思うんだけどね~
いやはや、20代あたりから時の経つ速度マジヤバイ

まー、こんな歳にもなるとお祝いも何もあったもんじゃ無いんだが、このタイミングでずっと噂のあったあの商品が発表されてしまった。

その名も……

PEPSI NEX! いやいや前からあるし……

NARITA EXPRESS N’EX! いやいや買えるもんじゃねーし……

SONY NEX-5!! これだ!!

って、先日の記事中OLYMPUS E-PL1 を手にとって“本来(コンデジであれば)ならワンパッケージで済む所が分離してしまい、これなら超高倍率ズームのコンデジでいいかなぁと。”とか抜かしておいてなんでまたレンズ交換式一眼カメラに興味を?!
ってな話ではある。 (^^;

何故かも何もSONYだからに決まってるではないか!
なんてこたー無い!!!
寧ろカメラについてはSONYだったら真っ先に切る勢いだったりする。 ( ´-`)
おいらが所有している DSLRシステム が Canon EFマウント で揃っているという事はもちろん、コンデジについても Cyber-shot は画質面でも機能面でもこれといった突出した物が無くて、あるときからは購入時の比較対象にも上らなくなってしまっていた……

にもかかわらず NEX-5 に注目したのは何故か?!

●ちっさいのが欲しい!
EOSが重い……
とは思ってないんだなコレが。
持ち歩くにしても、バッグを持たずに片手にEOSを握ったまま2時間歩いても特に苦に感じないから、普段からEOSを持ち歩くってのはあまり苦にならない。
でもやはり取り回しだけはその大きさで手こずる部分がどうしても出てきてしまう。
一般的な例からはほど遠いけど、例えばゴルフ場に持ち込むにはやはりDSLRだとでかすぎる。
ある程度余裕があるラウンドならともかく、後ろが詰まりに詰まってる場合はちょっと厳しい。
あとはBLOGなんかにのせるようなちょっとした気合いの入らない物撮り。
この場合なんかも散らかりに散らかった部屋の中で使うには小型の方がありがたい。(あまりに情けない例だが!)

●センサーサイズ
最近では裏面照射型センサーのおかげでかなり暗所に強くなって来たとはいえ、やはりAPS-Cセンサー搭載のDSLRに比べるとISO800あたりから画質にかなりの差が出てきてしまう。
画素数競争が激しく、4/3以下の極小サイズのセンサーに1000万画素以上も詰め込もうとするちょっと前のトレンドの結果なんじゃなかろうか?
そのうちその極小サイズの画素でもフルサイズセンサーの1画素と同じ性能を得る時が来るんだろうけど、残念ながら今は間違い無くその時じゃない。
裏面照射型が出回り始めて間もない事からも、まだまだ数年は無理なんじゃなかろうかと予想。
となると、今の時点ではセンサーサイズがでかければデカイほど良い!
NEX-5 はフランジバックが短い上にセンサーサイズがデカイという事もあって、光学設計に無理が出て周辺の画質が落ちると言われてるし、事実サンプルの周辺部はかなり悪い。
でもそこは単価に直せば1万円程度のレンズな訳で、単価は上がるだろうけど光学設計に力を入れた製品が出てきてくれれば良いかなと。
センサーサイズを大きくしたことで解像度的にレンズ側にも余裕があるだろうし、かえって安く付くんじゃないかと勝手に期待。
そもそも EOS 1Ds Mark3 が出た頃も、2110万画素に耐えられる解像度のレンズなんかあるのか!? なんて言われてた事があるくらいだし、そういった面でも APS-C 採用には超期待。

●RAW撮影!
これも重要。
現在ではよほどの例外が無ければ必ずRAWデータを残す様にしている。
理由は単純。
後からオリジナルに手を加えない状態で絵造りが出来るから!
銀塩からやってる人に見られれば“ぬるい!”と言われそうだけど、Photoshop がある環境から写真を始めているだけに、オリジナルを壊さずに画像に手を加えられるのは非常に大きい。

あれ?
そんな理由ならすでに市場にあるじゃないか!

その名も SIGMA DP2s !!

正直前身のDP1が発売されたときはかなり心が揺れた。
とはいえ、単焦点レンズを付けて“画角を足で得る”より、ズームレンズを付けて“画角はズーミング”の方が馴染み深いおいらにとっては“単焦点”という部分のハードルが高すぎた。
そんな訳で、DP1っていう道筋が出来たわけだから、ズームレンズを搭載した新しいDPか、Canonに是非追従して貰って、PowershotGシリーズあたりでAPS-Cセンサーを採用して欲しかったんだけど、DP1が発売されてから2年間、残念ながらコンデジの方向性はそっちの方面に向かないようだ。

さらに注目した理由は……

●新マウントの採用
出るレンズの全てを追いかけるという訳じゃないけど、新マウントでレンズが全く揃ってないというのが大きなポイント。
EFマウントシステムから乗り換えじゃなくて買い足しといったイメージになる所が大きい。
「アダプタかませば豊富なαレンズがバックに控えてるぞ!」っていう突っ込みもあるんだけど、アダプタかますってのはちょっと違う気がする。
それを有りにしてしまうなら、各社のマウント用に設計された各種アダプタを使えばマウント関係なく使えてしまう
あくまでカメラに直結して使う場合に、Eマウントレンズは発売の時点で2本しか存在せず、ハイスペック(Canonで言えばL単)の欲望も出しようがない=EOSとの棲み分けが可能!
因みにm4/3はというと、すでにOLYMPUS、Panasonic合わせて11本のレンズが存在し、性能を追い求めればどちらかの機材が眠ってしまう状況に陥りかねない。
共存を考えるとm4/3はちょっと難しい選択になりますかね。

●マウントアダプタ
アダプタ使うのかよ!
と、突っ込みが入りそうな気がしないでも無いけど、これはその他マウントの話。
ずばりライカMマウントを使ってみたい!
EFマウント用に、COSINAからCarl Zeissレンズが出ている。
でもコレが結構お高い。
さらにマニュアル操作だったりする。
しかしそんなCOSINAレンズも1本だけウチにあったりする。
Voigtlander HELIAR 50mm F3.5 という1本。
しかも1度も使われていない!
Mマウントのレンズについてはm4/3マウントで使えるアダプタがあり、実際にMマウントを楽しんでいる人は沢山いる。
しかし、折角Mマウントを使うならなるべく大きいセンサーで楽しみたい。
そういうことであった!

●操作性
正直ここは発表されたばかりで未知に領域ではある。
しかしボタン類が数個しかなく、“間違い無く面倒くさい仕様”と思われる。
でも紹介されている製品写真中で一つ気になる写真を見つけた。
それは絞りを調整する画面で、“背景をぼかす”と命名されてはいるけど、その調整方法に“ダイヤル”を使っている部分だ。
(記事中の画面部分リンク) (記事全文リンク)

大多数のコンデジや、この前触ったE-PL1では、この調整が上下カーソルキーによる操作になっていて、どうもコンデジ特有の野暮ったさを感じてしまうんだけど、このダイヤル方式であれば位置こそ違えど EOS に近い操作感を得られる“気がする”
絞り調整だけはダイヤルで、露出調整しようと思ったら深い階層潜って調整するとかだったら最悪ではあるけどどうなんだろうか…… (^^;

●その他の機能
EOSユーザーなんだから新しいボディを買えば良いって話もあるけど、これだけ待ってしまうと今更 EOS 5DmkII を買う訳にも行かない。
というわけで、ひとまずフルHD動画対応のカメラをコレで手に入れる事が出来る。
さらには3D対応
ソニー信者では無いと思っているけど、GKではあるとなんとなく思っているから、PS3も含めた3D対応の部分に心引かれる物がある。
3D対応モニタが無いから当分は意味無い機能になりそうではあるけども……

●これってもしかして……
まったくもって超個人的理由。
なんかこの製品の部品らしき物を毎日見てる気がする。
“部品”なだけに、依頼会社のその先の“大元の会社”がどこで、“なんの製品か”とかそういった明確な事は1社員には解らない。
でもどうもそれっぽい
“自分の生きた証”とかそういう重い話ではないんだけど、自分自身が関わった製品は記念的な意味も込めて是非欲しい。
まぁ、そういう事を言い始めると、他にも時計やら、カメラやら、レンズやら、イヤホンやら、製品の写真を見ると「これじゃね?」って物はいくつかあるんだけど、数十~数千万と一般人が買うにはハードルが高すぎたり、イヤホンですら……とても手が出せない。
カメラという製品で且つ適価な今回は絶好のチャンスと言える。
とはいえ……、「あー、これ○○の部品でNEXとは関係無い部品ですよ?」とか言われたらただの恥ずかしい奴になる罠!

▲気になるポイント……
欲しいと思った理由は多々あるものの、気になるポイントが全く無い訳でも無い。
・オプション
やはりコンデジよりやや上の層を狙ってる割には拡張性の無い独自端子(シュー?)を採用してるところ。
今の時点で外部マイクとフラッシュは同時に使う事が出来ない。
まぁ、マイクは動画用だろうから、フラッシュと同時に使える必要は無いかもしれないけど、噂されているEVFや、出るか解らんけどGPSユニット的な物が出たら使いたい機能をどれかに絞らなければならなくなる。
これについてはかなり今後の動向が気になる。

・操作性
ボタン数が少なすぎだ。
下手したらコンデジより操作を簡略化されて、オート以外を使うユーザーにはかなり野暮ったくなる可能性が高い。

・4隅の画質
今アップされている参考画像は試作のレンズでの作例であり、そのおかげでマイナス材料にしかならないような“4隅のクオリティに不安の残る作例”が出来上がったらしい。
と、言うのであれば全く問題無い。
が!
フランジバックが短い事で、4隅の画素に対する光の入射角がキツイ事によるクオリティの低下だとしたらかなりマズイ。
その場合はEマウントレンズだけの問題となりそうだけど、アダプタ使って他のマウントレンズ専用のカメラになってしまったとしたらそれはちょっとどうなんだろう? (^^;

とりあえず現時点で気になるところはこの辺りだろうか?
どれも結構デカイ問題な気がしないでもない (^^;

が!
今日は誕生日だ!
普段の頭であればそのままスルーしていた可能性は高い。
さらには0時になって日付が変わればこの強烈な物欲の塊は急速に萎んでいくはずだ。
しかし悲しいかな0時まではかなり時間があった。

そんな訳で価格調査開始。
今日発表されただけに価格が出ているオンラインショップはまだまだ少ない。
狙うセットは勿論レンズ2本セットの NEX-5D だ。
大手家電ショップでの価格が出た。
94,800円なり。
大台には達してない物の、結構ギリギリの価格だ。
今日の価格設定としてはこんなものかな……
と、思った矢先! 85,300円の店が!
しかもそこはオフラインでも良く利用する“カメラのキタムラ”だ!
有料ではあるけど、ある程度保障してくれる5年間保障オプションを付けても大手家電ショップより安いのが魅力だ。

あれ付けてこれ付けてそうなると10万で、3回払いにすればボーナスに絡むから……
(ー’`ー;) うーんうーん

自然と計算が始まる。

そして日付の変わる1時間前。

ポチッ!

ソニー α NEX-5D ダブルレンズキット シルバー 【5年保証付】
¥85,300

ソニー リチャージャブルバッテリーパック NP-FW50
¥7,560

ソニー 液晶保護カバー PCK-LH1EM
¥1,130

ソニー 液晶保護シート PCK-LS1EM
¥940

ソニー リモコン RMT-DSLR1
¥2,830

お支払い額 ¥102,025

支払い方法 3回分割

やっちまった……
でもまぁ、誕生日の記念だしね!

とりあえず残高足りないな。
はてさて、何を切り詰めようか?

因みに今後CanonからもAPS-C採用のミラーレス一眼が出たらどうするのか?

一も二もなくまずは買う! (えぇ、Canon党ですから!)

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