振り返ってみれば八島湿原はほんの一部だったりするけど気にしない。 (・ω・)
来た道を数キロ戻り、登ってきた諏訪市街方面ではなく、ビーナスラインを引き続き走るルートに入る。
この先は和田峠に通じ、全行程としては秋宮脇から登って春宮脇に戻るという魂胆だ。
暫く道なりに走ると“八島湿原”の看板を発見。
「あー、そういえば八島湿原かここ!」
地元民であればあるほどこういったポイントを忘れますな!
折角カメラを持ってることもありちょっと寄ってみる事にする。
ここでは C-PLフィルターと E 16mm F2.8 をポケットに。
EOS をBLACKRAPIDで肩から袈裟懸け、手に NEX を持ち、その他の荷物は全て車内で留守番。
結局この程度の装備しかいらんかったんやー!
さっきの車山高原は無駄に(特に深夜。走り屋的な意味ではなくただの深夜ドライブ)来る事はあっても、何故かコチラに来る事は滅多に無い。
無いというか、小中学校どちらかに授業かなんかの一環で来た記憶しかない。
地元なのに新鮮な気分!
嬉しいやら情けないやら困ったもんですな。
『アハハハハハハハハ』 (2回目)
カシャカシャカシャカシャ……
「またそれかよ! それずりーよ!」
とかなんとか言われながらもパノラマを楽しむ。
いろいろ調整(測光が自動だから自分の求める露出になる場所で半押ししてからスタート等)するのが難しいけど、このパノラマ機能はかなり使える!
自宅でじっくり見るとかなり傾いていてショックを受けるも、向きに関係無く水平に回転させることさえ出来ればかなり綺麗に繋がる。
NEX-5 はミラーが無い割に、意外とシャッター音が大きい。
機能は使える……が、結構目立つ気がする。
観光客数人に注目されたのはきっと気のせい! と、思いたい……。
すぐに目が行く目の前の池を入れてパチリ。
なんとなく2台で撮ったつもりが思いがけず比較画像みたいになってしまった。
というわけで EOS 5D 側は周辺光量の調整だけして他は無調整で出力。
八島湿原をぐるっと一周回るには時間が掛かりすぎる。
ってなわけでほんの入り口をうろちょろして写真を撮る……が、途中から NEX-5 を使うのがかったるくなる。
理由は単純。
液晶を見るより EOS の光学ファインダーを覗いた方が早かった!
今日は比較でどうこうするつもりも無いから普通に撮ってしもうた。
どこかで鳴いているキジを収めようと、yamagw師も300mm(600mm)レンズで辺りを狙うも、声だけで姿は最後までみえず!
そして気がつけばタイムリミットまであと40分。
いろいろ持ち込んだアイテムの殆どが活用出来てないけど諦めて八島湿原を後に。
下山途中、“和田峠国設スキー場”前を通過。
「中学までは良くここで滑ったよなー」
「え? どこ?」
「いや、和田峠スキー場だけど」
「え? どこどこ?」
「たった今通過したじゃん!」
「えー! まじでー?! Uターンして良い?」
昭和50年代までの生まれの下諏訪民であればかなりの高確率で使われてたと思われるこのスキー場。
yamagw師にも当然思い出があったらしい。
なのに忘れてしまうとは!
しかたないですのぅ……ということで。
「別に問題ないよ」
「よーし、Uターンしよう!」
「最近は雪も少ないから大変だろうねぇ」
「え? 数年前に閉鎖して、2年前にリフトも撤去したらしいよ?」
「え!? マジでっ!?」
地元に居ながら初めて聞く驚愕の真実!
いろいろダメだなこの二人組は!
それにしてもリフトを撤去してしまっただと?
数年前になんとなく立ち寄って写真撮った時は確かまだあったような……
もし無くなってるとしたらちょっと、いやかなりショックだ!
ということで過去の写真を漁ってみた。
発見!
確か当時はススキを綺麗に写した写真を見て、同じ様な写真を撮ってみたい!
と、思っていた所、たまたま通りがかりでススキが大量発生してるのを見て撮った写真だ。
当然主体がススキだったからリフトはギリギリ写っている程度。
等倍抜き出しでもこの程度しか写っていない!
なんとなく面影がわかるレベルでしか残っていない……
ふと、この時一緒に行った友人が撮った写真を貰ってある事に気付く。
そして発見!
おいらみたいにススキにピンを合わせて……
なんて事をしてなかったおかげで割とはっきり残っていた。
そうそう!
この結構斜面に張り出したリフト!
コレがもう存在しないってことなのか?!
無いし!
いやー、存在してたら行くのかっつーと、まず行かないだろうけど、それでも子供とかいたら連れて行ったかもしれないし、なんていうか……そっかー……。
因みにこの一枚が、このblogで下手したら初となりそうな“E 16mm F2.8”の作例だったりする。
それにしてもこのスキー場は完全にクローズしてしまったんだろうか?
ロッジなんかちょっと掃除すればすぐにも使えそうだし、中には無数のスキーが置かれている。
リフトこそ存在しないけど、なだらかな場所で今でもスキー教室的な使われ方してるんじゃなかろうか?
長々と思い出に浸るわけにもいかないから出発。
たしか車でさらにビーナスラインを上ると初級者コースの中腹まで行けたような気がした。
今度はそこからの眺めを収めたいですな。
お次の目的地は棚木場だ。
すでに建御柱も済んで、何もない棚木場に向かっても仕方ないんだけど、目的はその脇にあった小川だ。
以前ちらっと見たときに“スローシャッター”するとかなり楽しそうだ!ってことでずっと気になっていた。
良いチャンスだからNDフィルター使いに行くか!
“この先車幅1.7mの車は通行禁止”
ガビーン (゚Д゚)
山道で馬力がいるってことであえてエスティマに乗ってきてしまった……
仕方なしに木落坂頂上でUターン。
と、同時にシャシンシャシン。
『アハハハハハハハハ』 (本日謎回目)
カシャカシャカシャカシャ……
相変わらず「ずりー」とか聞こえてくるも気にしない。
しかし今回は大失敗。
振り角と画角をイマイチ把握し切れてなくて、観光客用の御柱モニュメントを入れきれなかった…… orz
ぶっちゃけちょっと引いて17mmあたりで撮れば全部入ってしまうんだけど、パノラマが楽しくて仕方がない!
それにしても、あの時は良くここを降りていったものだなぁ……
そらー今も治りきらないケガするさね!
そんな事を思いながらパチリ。
最近はかなり横着していて、レンズにフードを付ける事が減った。
もちろん NEX-5 も例外ではない。
でもこの写真は丁度柱の先端にフレアが掛かっていてなんかイイ感じになった。
と、同時に普段はあまりフレアとか気にしないんだけど、もしかして結構入りやすいのかね? と、ふと思う。
まぁ、もともと逆光で厳しい状況には間違い無いんだけども。
御柱も終わってこの木落坂にも静寂が戻って来てはいるんだけど、意外とひっきりなしに観光客が訪れる。
というわけでものの数分で木落坂を後に。
どうしてもスローシャッターを試したくて、最後の目的地に諏訪大社春宮をねじこんだ。
ここは境内の脇に一級河川砥川が流れていて、面白みがあるかどうかは別にスローシャッターを試すには良い場所に思えた。
本来なら滝が一番効果的だけど、残念ながら滝のある場所がまるで思いつかない……
と思った刹那!
視界の脇にイイ感じに小川の滝が見える!
けど刹那すぎて通過。 (・∀・)
おとなしく春宮に向かった。 (・ω・)
春宮脇の砥川といえば“万治の石仏”が最近では有名らしい。
今回ももちろん立ち寄ったけど、意外に人が切れず、急いで撮った結果酷い絵に。
ってことで割愛。
で、スローシャッターとなれば手持ちではどーにもならん。
つーわけで、ココでようやく自分用に“Velbon ULTRA LUXi mini”を出動させる。
Velbon Geo Carmagne E645L はといえば今回は出番無し。
なんつーか、張り切りすぎたねぇ~ (・д・)
ULTRA LUXi mini の雲台は QHD-61 で、クイックシュータイプではない。
もたもた設置してると、「出来た!」の声が。
すわ! C-PL だけじゃなくて NDフィルタも購入済みか!?
と、思ったら限界まで絞りきって強引にシャッタースピードを落とした模様。
おいらの場合は、カメラ耳年増状態で、なんとなく聞きかじった知識で“絞りすぎると小絞りボケが発生する”というのが頭にあって、普段の撮影時では最大でもF11±2,3前後にとどめてしまう。
それでは足りない場合にのみMAXまで絞りきっている。
で、違いを見せようと ND8フィルターを装着しようとするも、フィルター径φ40.5なんて特殊な径のステップアップリングなんぞ持ってない!
仕方なしにおいらがフィルターを手持ちしつつ試して貰う。
絞りは10まで抑える事が出来た模様。
くっくっく、これで奴の買い物リストにNDフィルターが加わったのは間違い無い!
で、おいらはと言うと。
折角の機会だから絞りの違いの比較なんぞをしてみることにした。
撮影基本情報
Camera : SONY NEX-5
Lens : E 18-55mm F3.5-5.6 OSS
MODE : M
ISO : 200
WB : オート
露出補正 : 0
焦点距離 : 30.0mm (45mm)
ストロボ : 非発光
TRIPOD : Velbon ULTRA LUXi mini
1枚目・F4.5・高速シャッター
2枚目・F25・絞り最大・1秒露出
3枚目・F10・ND8フィルター使用・1秒露出
1枚目はともかく、2枚目3枚目は一見するとほぼ同じに見えけど、2枚目は縮小しても解るほどにぼけている。
というわけで何カ所か等倍で抜き出してみた。
まずは手前の目立つ石。
フォーカスは中央に設定していたから、この辺りにピンが来てる予定!?
画面右奥の木。
F10の画像が一番クリアに見える。
画面左奥の草?
やはりF10の画像が一番クリアに見える。
結論。
ピンを外していないとすれば“絞りすぎると逆にぼける”を初めて実感出来た!
フィルタ類を使えば使うほど画質が低下するとは言われるものの、この場合は逆に使わなければ落ちている。
シャッタースピード、絞りを思い通りに設定したい場合は、ISOとNDフィルターでコントロールすることで思い通りの撮影が出来ると。
まぁ、思い通りの撮影とか、まずは“どうすればどうなる”を理解する方が先なんだけどな! (・∀・;
時刻は予定時間を大きく超えた午後5時30分。
その他広角レンズ、クロスフィルターの試し、さらにはおいらの35mm換算600mmの超望遠体験などなど、やり切れなかった事は多々あるも今回はここまで。
三脚も含めた“機材沼”に引きずり込むには時間が足りなかったけど、NDフィルタくらいは購入リストに加えられたんじゃなかろうか?
次回はもっと時間を掛けてどっぷり沼に引き込みたいところですな!
NEX+フィルタで来られる方が何人かいるので今回使用したNDフィルタなどを紹介してみたりするの巻。
NEX の標準キットで利用する場合、標準キットレンズのフィルター径が49mmで、ここで紹介しているKENKOブランドで揃える場合は残念ながらラインナップが無い。
というわけで、φ49mmより大きい径のフィルタ+ステップアップリングを選ぶ必要が出てくる。
将来レンズを増やそうと思っている場合は大きめのフィルター径+49mmのステップアップリングで組み合わせる(場合によってはケラレが発生する可能性もあり! 今回の写真には発生していない模様)とNDフィルタを1枚買うだけで事足りる。
秋発売の E 18-200mm F3.5-6.3 OSS を買う前提の場合、フィルター径φ67mmのNDフィルター+49mm→67mmのステップアップリングを組み合わせる。
Eマウントだけに留まらず、αマウントにまで手を出す場合はフィルター径φ77mmのNDフィルター+49mm→77mmのステップアップリングを組み合わせる。
というわけで。
E 18-200mm F3.5-6.3 OSS の購入を前提とした組み合わせ。
(フィルター径はヨドバシ.comの製品情報で確認)
フィルター径φ77mmのわりと高額なレンズに手を出す可能性を考慮した組み合わせ。
因みにND2でも4でもなく8を選択した理由は。
2で1段分。
4で2段分。
8で3段分の効果が得られる。
NEX はISO800程度なら十分常用出来ると判断。
と、言うわけで利用ケースを考えると。
ISO200+ND8でひとまず3段光量を落とす。
1段戻すならISO400にし、さらに1段戻すならISO800にすることで、ND8 1枚で3役こなすことが出来ると!
これがND2の場合、ISO200+ND2でひとまず1段光量を落とし、さらに落としたいと思ってもあとは絞る以外の手が無い。
そんなわけでND8を選択してると言うわけでしたー!
さて、amazonさんでもチェックしますかね~。
“ND400フィルタ” 欲しい物リストに一個いれる。 Σ( ̄□ ̄;
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