日曜日の朝、9時頃起床。
ダラダラしてると珍しい人物からの電話が来る。
「今諏訪なんだけど」
「え、なんで?」
「暇はあるかい?」
「よし、どこに撮りに行こうか!?」 (返しがおかしいのは気にしない)
というわけで、立川在住のはずのyamagw師が車のメンテで諏訪に来てるっつーことで、諏訪の定番撮影スポット、ビーナスラインへ向かった。
6月6日に。
yamagw師もそれを見越してか E-PL1 を持ち込んでいた。
師は E-PL1 を5月1日に購入し、翌日からの GW電撃ドライブ でレンズ交換式デジカメ(良い感じの略称の定番化はまだか!?)デビューして以来、ダブルズームのレンズ2本で十分だったはずが、現時点でもっともリーズナブルと考えられる、35mm換算600mmの ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6 を購入したりして順調に沼にはまりつつある姿をリアルタイムにさらしている。
今回ももちろん機材を持ち込んでいたが、フル装備は否定的だったし、レンズは1本、2本だろうなぁ……
と思えばまさかのフル装備(3本)。
個人的には35mm換算600mmという未知の世界が体感出来る貴重なチャンスでもあったからそれだけでテンションが上がる。
駄菓子菓子!
いつも通りというか、yamagw師は忙しない。
確保出来た時間は僅かに3時間。
結局はこちらも NEX-5 メインになりそうだった。
時間も少ないし撮り比べ……
ってな訳にも行かないだろうから荷物を厳選して車に積み込む。
たった3時間。
移動時間を省けば撮影時間は1時間もあるだろうか?
準備した道具は以下の通り。
基本セット
・NEX-5 + E 18-55mm F3.5-5.6 OSS
・EOS 5D + EF24-105mm F4L IS USM
交換レンズ
・E 16mm F2.8
・EF50mm F1.8II
・EF17-40mm F4L USM
・EF70-200mm F4L USM
・TAMRON AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di A20E
三脚
・Velbon ULTRA LUXi mini
・Velbon ULTRA LUXi F
・Velbon Geo Carmagne E645L
その他
・ストラップ BLACKRAPID RS-7
・77mm PRO1D ワイドバンド C-PL
・77mm PRO1D ND8
・77mm PRO1D Rクロススクリーン
・ステップアップリング 49,52,58,67,72→77
あれ?
(ー’`ー;) うーん
ガチだ! (・∀・)
結構厳選したはずなんだが、並べて見ればガチだ……
こんなに使う場所は無い!
まぁ、yamagw師をアイテムも含めた底なし沼に引きずり込む為なら多少の苦労もなんとやらだ!
いくつかあるレンズ群は、17mmの広角世界と、50mmの単焦点のボケ味体感用に。
3台も持ち出した三脚は、丁度カメラ用三脚を探しているらしかったから ULTRA LUXi F を使わせてこの機会にVelbon教へと引き込んでしまえ! と。
PL、ND、クロスは写真にアクセントを加える楽しみを実際に使ってみてと。
ストラップは……、単純にEOSの標準装備品だ! ( ´-`)
そんなこんなで荷物を詰め込みいざビーナスラインへ!
しかしyamagw師は「どうやって行くの?」とかのたまう。
その他遠方の道路にやたら詳しいのに、故郷の道路を知らないとはこれ如何に?!
で、三重の時とは違っておいらがナビ。
下諏訪から上るとなると、諏訪大社春宮の脇を抜けて国道を上がり、和田峠からビーナスラインへ上るルート。
諏訪大社秋宮の脇を抜けてキャンプ地(いずみ湖、蓼の海)を抜けて県道を上がってビーナスラインに接続するルートの2ルートがある。
今回は時間優先ってことで後者を選択。
秋宮脇を抜けていずみ湖へ向かう道中、道路脇に鹿の親子を発見!
早速のシャッターチャンス!
カメラは沢山用意してある逃げる前に撮影だ!
運転しているyamagw師は当然手が離せない。
となると撮影出来る状態にあるのはおいらだけだ。
そして手元には EOS 5D ではなくニューフェイスの NEX-5 !
いざ! (EOSを手に持っている感覚で)
右手でカメラを手に取り、
左手でキャップをはず……はず……外し、
左手をレンズに添え、
右親指で電源を入れながら……入れながら……硬てぇ!
左手で電源を入れ、 鹿は林の中に…… Σ( ̄□ ̄;
慣れてないというのもあるけど、径が小さくて外しにくいレンズキャップに手間取り、結構動きが硬くて親指だけで電源を入れられず、結局左手で電源を入れて構えて画面が写るのを待つまでの時間が地味に長い。
長いとはいってもほんの5~7秒。
因みにEOSだとどうだったかってーと、
右手でカメラを手に取り、
左手でキャップを外し、
左手をレンズに添え、
右親指で電源を入れながらファインダーを覗いてシャッター。
(そもそも使用中はEOSの電源を切らない)
殆ど手順は替わらないけど、パーツがそれぞれ大きいからそれぞれの操作で引っかかる事が無い。
とはいえおいら程度の使い手だと3~4秒が良いところだろうけど……。
そんな感じであっさり被写体を逃しつつビーナスラインを目指す。
着いた場所は毎度おなじみ車山。
昨年のオリオン座流星群の時になんの生物だかわからん鳴き声におののきつつ撮影していた場所だ。
そしてあれほどの機材を持ち込んだにもかかわらず、それぞれ単焦点を1本ずつとフィルター類を小型バックに入れ、他のレンズやら三脚やらはぶっちゃけ邪魔くさくて降ろさず。 (^^;
Yamagw師用の三脚一つ持って高原を臨めるポイントに移動。
yamagw師がいろいろセッティングしてるのを横目に NEX-5 を構えておもむろに……
『アハハハハハハハハ』 (心の声。NEX-5でパノラマると思わずこう言いたくなるなんとも言えない快感が!)
カシャカシャカシャカシャ……
「え、なになに、連写?」
「いやいや、お手軽パノラマですがな。」
「え、なにそれ汚ねー!」
「E-PL1にもあるっしょ」
「いやー、あるけどそういうのじゃ無いっぽい」
「yamagwともあろう人が使い方解らないなんてありえねー、ちょっと貸してみそ」
E-PL1 を借りてモードを確認。
あっさりパノラマモードを発見する。
E-PL1 でパノラマモードにすると画面の両端に四角い枠が出た。
「なるほど、この四角の中に今撮ってる写真のケツと次の写真の頭が来るように動かせばいいんだな!」
E-PL1 を構えておもむろに……
『アハハハ……?』
パシャ
シャッターが続かない!
画面上には“~で終了”とか出ている。
まさかとは思うが撮影場所でケツと頭が綺麗に重なる位置を探して1枚1枚撮って最後にPC上のソフトウェアで結合するとかじゃなかろうね?
結局この日は最後までやり方が解らなかったんだけど、もしそうだとしたらかなり面倒ですなー。
というか炎天下ではかなり無理ゲーな感じだ。
なにしろどの辺が写っているのかよく見えない!
NEX-5 購入後、yamagw師にはメッセンジャーなんかで散々「液晶が見にくい! こんなんじゃまともに撮れないぞ!」とさんざん液晶機の愚痴を聞かせていたんだけど、「一眼レフからの人の要求が高すぎるんだよ」なんて返されて、そんなもんなんだろうか……ともやもやしながら数日。
ふと気がつけば背後で、「これじゃPL効いてるんだかわかんねー」とyamagw師。
「な? 背面液晶きっついっしょ?……って、え?」
すでに C-PLフィルター持ってるしこの御仁!
「いろいろ試してフィルターの世界にどっぷり嵌らせようとか思ったら持ってるし!」
「いや~ははは」
しかし師の言う事はもっともだった。
E-PL1 にと思っていた C-PLフィルターを NEX-5 に装着して撮影に挑むも何が写ってるのか良くわからん。
因みにこの時 E-PL1 の液晶の輝度設定がどうなっているかは不明だけど、最低輝度の NEX-5 とほぼ同等の視認性だった。
電池の減りを考えて敢えて最低にしていたんだけど、物は試しと輝度を上げてみた。
さすがに最大まで上げるとかなり視認性はマシになるが、電池の持ちを考えると常用はちょっと厳しい。
なにも考えずにフルオートで撮影するなら兎も角、少しでも調整して撮影する場合はEVFが必須に思える。
それにしても……
7月にはニッコウキスゲで大賑わいとなるはずの車山高原。
今日の段階ではまったくその気配も見えず……
PLフィルター使おうにもイマイチ面白味も無いってことで次の撮影ポイントへ向かう。
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