全然違うカメラだコレ……

花火大会を前にOB氏来襲。
諏訪に戻る度コンタクトはあるものの、90%くらいの低い(?)確率で遭遇出来ず。
そのまま八王子まで帰って貰うのが常だったりする。

そんな今日。
やはり絶賛仕事中なタイミング。
今年は今年で会社の引っ越しを盆休みに設定したおかげでほぼ全日潰れる事が確定済み。
そんな中でのコンタクト。
勿論お帰り頂く方向に……ならず!

午後4時本社に残ったのはおいらだけとなり、外には出られないけど会う事なら出来ると連絡。
午後4時5分、OB氏到着。

到着早々OB氏が買ったばかりのカメラ、SONY HX200V をいじり倒す。

直前にメッセンジャーで「10万まででカメラ関係につぎ込みたいけどどうしたら?!」ってな相談を受けていて、~ならコレ、~ならコレ、~ならもうコレでいいんじゃね? てな数パターンの中から選ばれた1台だったりする。

とはいえこのカメラ。
選ばれるまでの過程がなんとも……

1週間前に受けた相談は、「夜祭りで子供を上手く撮ることが出来ない!」との事。
使用カメラは NEX-5
確かこのカメラも相談されたかなんかで買ったカメラだったような?
そして相談の件についてはレスポンスにちょっと難はあるけどなせばなったはず。
一応アドバイス的な事は何度も何度も教えてるはずなんだけども……

なぜなんとかならない?!

で、子供の記録を残したいけど上手く残らない事に業を煮やしてカメラを替えると。
「NEX-5 を売って 5N か 7 のどちらかを買う!」
そういう事らしい。
7 は画素数を増やした結果、5N より高感度が弱いらしいし予算の上限が近い。
となると……、「 5Nボディ を買い足して (!?) レンズキットの暗さをカバーする為に E 50mm F1.8 OSS も一緒に買うのがギルティ」と提案してみる。
まぁ、NEX-5 と比較してしまうと、性能的にかなりの差が開いているから使う頻度は落ちるかもしれないけど、レンズが増えてきた時は“レンズ交換しない”ってのも1つの手だし、なにより性能が落ちても画質的にはまだまだコンデジより上なはず。
ただ、ぶっちゃけてしまうと50mmということは NEX で使うと×1.5倍で75mm相当となるから、明るさは確保出来るけど画角的にはちょっと辛い。
とはいえ予算は10万。
室内での子供の撮影だったらこの明るさは間違い無く正義。

さあどうだ!?

「倍率が42倍の NIKON COOLPIX P510 か倍率落ちるけど30倍の SONY HX200V のどちらかが欲しいな」

俺の説明時間を返せ。 (T.T) 血涙

つか42倍と30倍って言われもピンとこねー!
焦点域はどこよ?! と、自らぐぐってみる。
前者が 24mm – 1000mm
後者が 29mm – 890mm
流石ニコン。
スタートが24mmとコンデジの中では比較的広角ながら、テレ側が1000mmとかなかなか頑張るな。
SONY はスタートが29mmとややワイド側が物足りない感じ。
テレ側が890mmと、28-100mm前後が多い中なかなか頑張っている。
肝心のF値はというと、ニコンは 3~5.9 。SONYは 2.8~5.6
ワイド側はともかくテレ側のこの値は、倍率云十倍といった数値上のスペックに踊らされて購入すると、テレ側使用時に思ったような撮影が出来ずに“何故かうまく撮れない!”てな事態が容易に想像出来る。
この2つから選ぶならば……
「FUJIFILM のカメラとかどうよ?」
第3の選択肢をぶつけてみた。

個人的には Nikon はありえなかった。
おいらの一眼レフのメインが Canon だから……、ではなく。
ズーミングの操作が電動だったのがどうしても納得出来ない。
しかも24mmから1000mmまでとかなり倍率が高い。
もちろん高速に動作するんだろうけど、その分思い通りの焦点距離に合わせるのは難しい気がする。
となると残される選択肢は SONY となる。
HX200V はレンズに稼働タイプのリングが見えるから恐らくズーミングの操作なんかを入れることが出来そう。
ズーミング……、ならばズームリングが備わっている FUJIFILM を薦めてみよう!
と、そんな経緯での選択肢追加だった。

が、「 FUJIFILM はなじみがない」というつれない一言によりあっさり却下された。

結局1週間近くああでもないこうでも無いと質問攻めにされた挙げ句、HX200V に落ち着いたと、そういう訳だった。

電源を入れたら早速ズーム。
なんの気無しにズームリングを回してしまった。
が、一応ズームしてるからズームリングで間違いないんだろうけど、なんか違和感がある。
回したタイミングより遅れてズームする
どうやら回転情報を電気的に取り込んでモーターでズームしてるっぽい。
調整がワンテンポ遅れるとなると折角のズームリングの意味が割と薄れるような……
とかなんとか辛口にいじくってるとOB氏驚愕。
「今なにやった?!」
何やった……って何のことだ?!
とか混乱してると何の事は無い、購入した本人がズームの方法を知らなかったらしい!
というかこのカメラ、ズームリングとは別に、ズームレバーもついていたようだ。
コンデジの上位ステップアップと考えれば両方あった方が良いのかも。

で、軽く試写。 (試写した画像貰っておけばよかったか……)
細かい設定方法がよく解らないまま、取りあえずISO最低、マニュアル、ズーム光学までは設定する。
時刻は午後5時頃。
太陽が雲に隠れるとそこそこ暗くなる時間帯。
いくら手ぶれ補正が付いていたとしても800mmは結構キツイだろうなぁ~とか思いつつシャッターを切ると……“カシャカシャカシャカシャ”とか勝手に連射になりおった。
と、同時に勝手に合成してくれおった。
そして画面に表示された画像はぱっと見でブレも無い良い感じの1枚が……
あ、面白いコレ。
たかだか1枚ながら最近のコンデジの多機能っぷりに驚きと興味が出た。
とはいえ大型センサーは外せないんだけどな!

次にデジタルズームと光学ズームの差を伝えるべく、三脚に設置して1つの目標物を狙ってみる。
メッセンジャーで「デジタルズームすげーーー!」と喜びを伝えてきたから、「光学ズームの最大をトリミングしたものと見比べてミソ」と冷たく返した手前、実演しないのはダメだろう……と、そういう事だったりする。
でも多機能っぷりも甚だしい昨今、デジタルズームの性能も実は未知のテクノロジーによって進化したり……
と、そういう事は無かった。
やはりデジタルズームされた絵はかなり補正が入った絵になってしまっている。
対して光学ズームの絵はその分小さいとはいえシャープだ。
同じサイズまでPhotoshopで拡大した方が綺麗かもしれない。
というか、綺麗にならないと困る。
ソフトウェアだけで10万近い物と、機械部+ソフトウェアで4万程度のものとソフトウェア部分で競って負けてもらってはたまらん。

この時1つ問題が発生。
手ぶれ補正が切れない!
三脚を使って撮影する以上、手ぶれ補正を切るのは鉄則 (微振動を拾うとかなんとかで揺れが増幅されるんだとか?)
良いレンズとかになると三脚使用を認識するんだか関係無くなるんだか切る必要も無かったりするんだけど、このカメラの場合はどうやらダメらしい。
三脚から対象を狙うと画面が揺れる揺れる。
因みに狙ったのはコレ。

12081201

距離にして100mほど離れてるかね?
流石の1620mm相当だけあってトランスが画面一杯に写りおる。

と、ここらで割とお腹いっぱいとなる。
じゃ、そろそろNEXを使おうか!
ということでNEXに切り換え。
おいらのNEXと違ってOB氏NEXは黒。
買う前はキズの目立ち方なんかでシルバーの方が目立たない気がして選んだんだけど、ほぼ同時期に買ったOB氏の黒NEXの綺麗さかげんを見ると黒の方が良かったなぁ~と後悔する。



いや、綺麗すぎる。
稼働部位のそこかしこが固い。
これは……、使われてないだけだ!
でもまぁ、キズなんかの付き方見ると、シルバーの安っぽく見えてしまう感じよりはやっぱり黒の方が良い感じだなぁ……

で、その使われていないNEXに問答無用で SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM (AA)デジタルテレプラスPRO300 2X DGX (AA) を装着する。

構成がとんでもなさすぎて、F値がいきなり13とかなるが気にしない。
換算1500mmDSC-HX200V のデジタルズーム1620mmにほぼ追いついた。
と、言ったところでいよいよ……

さぁ、オノレの持ってるカメラの真価をその目で見よ!

みよー!

ミヨー

mi……

あれ?
うまく操作ができない……
おいらのレンズは基本EFマウントレンズとなる。
EマウントのNEXで使おうと思ったら全てマニュアルでピントを合わせなければならない。
そうなるとピーキング機能拡大機能は必須なんだけど、そのどちらも働かない。
さらにはF13にも関わらず画面が明るい。
ISO切り替えボタンも消えてる。
つかヘルプがヤカマシイ。
そのくせファームウェアはおいらのNEXより新しい。

全然違うカメラだコレ……

ある程度おいらのNEXと同じ設定にし、「なんでそこでISOいじれるの?!」とか「何この拡大 (マニュアル用拡大画面) !」とかの声を聞き流しつつ改めてトランスに対峙。
いくつかの調整方法が思い出せず、不本意な結果ながら何枚か撮るとそれを見るだけで一々驚愕しとる。

OBさんや、そのカメラはそれだけの力を秘めてるんだゼ!

で、その間微調整周りでどうしても納得が出来なかったおいらはというと、自らのNEXで再びトランスに挑んだ。
結果……

12081202

そこそこ思い通りには撮れた……、が、納得がやっぱり行かない。
なんだろう、ブレる
ブレというか、陽炎なのだろうか?
シャッタースピード的には三脚使ってるし、リモコン使ってるし十分止まるレベルのはずなんだけど、文字が読めない。
液晶で狙ってる間はブレの最大ポイントあたりで割としっかり見えていたんだけど、撮ってみるとなんだかはっきりしない。
このレンズの本来のカメラであるEOSで試して見たいところではあるけど、EOS 5D ではライブビューが搭載されていないからおいらの目で合わせるのはまず不可能。
そんな四苦八苦してた相手はコレ。
等倍で抜き出してみた。

12081203

ISO800だし、ここまで撮れれば十分といえば十分なんだけど、液晶では見えてただけになんか悔しい!
うーむ…… (ー’`ー;)

次の EOS あたりで世代交代するか、 EOS M に手を出すかして再チャレンジするとしよう。

その後、「兎に角明るいレンズが1本あるだけでかなり幅が広がるからまず単焦点買え!」と説得する為、手持ちの単焦点を片っ端から試させる。
特に EOS の撒き餌レンズこと EF 50mm f/1.8 II (AA) に、 EOS の初?パンケーキたる EF 40mm f/2.8 STM (AA)

どちらもピントリングが割とおまけ気味なだけに、マニュアルオンリーなNEXで使うには少々厳しいかな? とも思ったけど、ピーキング機能が結構優秀なのと、標準域の焦点なのが幸いして初めて触るOB氏でもそれなりに撮れていた感がある。
まー、子供撮影ならばボケ味的にも確実に押さえておいて欲しい1本ではあるんだけど、結構直前で回れ右するタイプのOB氏では難しいかもしれんなぁ……

気がつけば19時。
腹も減った所ではあるけど不幸にも出前を取ることができなかった……
コンビニでいいじゃん? と思うもOB氏が納得しない。
例によって今日も仕事してる上に、機械を回しっぱなしなおいらとしては外に出る事も出来ない。

涙を飲んでお客様に買い出しに出て貰う。 (・∀・)

コンビニを嫌ったOB氏の行き先は諏訪市のひろしまや

OB氏の家はひろしまやのすぐ近くなだけに、一度帰って貰うに等しい暴挙。
さらに間の悪い事に今日は激混みらしく、出来上がりが20時を超えるとのこと。
本日のメインイベント“花火撮影”に思いっきり被る!

20時30分頃から始まる花火に対し、現地に到着したOB氏からのメールは「まだかかるらしい」の一言。
そして時は流れて20時30分。

君の持つカメラはこんなに綺麗な花火が撮れるんだゼ?

って事を見せるべく、OB氏のNEXを持って会社の屋上へ。
無情にも始まってしまった花火をひたすらOB氏のカメラに収める。

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花火が終わった後も、

こんなに夜景も綺麗に撮れるんだゼ?

と、ひたすら夜景を撮る。
21時頃まで!
すると……

「もう戻って来てますけど」

のメールが入る罠。
聞けば花火が始まった頃には戻っていたとか。
言えよ!

で、撮ってきたばかりの写真を見つつ、ひろしまやのお好み焼きに舌鼓。

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名前の通り広島風
生地とキャベツが分離してるせいかじゅーしー。
ソースはおたふく系の甘いソース。
4年ほど大阪をかじり、さらに時々作ってるおいら的にはごちゃまぜ生地おたふく+オリバーどろ+辛マヨソースが好みではあるけどその辺はほんとに好みの差って所ですかね。
焼きたて屋のはごちゃまぜ生地方はそっちに近いかな?
なんとなく広島風って見た気がせんでもないけども……

気がつけば時刻は23時。
加工も終わって警備の電話が掛かる寸前。

あれだけ薦めたレンズも手を出すかどうかは……

神の味噌汁!

コメント

  1. ob より:

    こんにちは。
    いろいろ教えてくれてありがとうございました。カメラについての興味は増しましたが、まずは使いこなすことから始めないといけないのが痛感しました。
    また、教えてください。

  2. si-na より:

    まずは50mmF1.8mmを1本買うんだ。
    きっと何かが変わるような変わらないような。