Velbon Geo Carmagne E645L 導入以来、先日の高ボッチ再リベンジ含めて撮影シーンに合わせた三脚選びが出来るようになった。
というわけで、所有する三脚それぞれの使い勝手なんかの紹介をしてみようかと!
現在持っている三脚は、
Kenko CLAMP POD PRO100 (AA)
Velbon ULTRA LUXi mini (AA)
Velbon ULTRA LUXi F (AA)
Velbon Geo Carmagne E645L (AA)
の4本。
それぞれの三脚を横に並べるとこんな感じ。
右から、
Kenko CLAMP POD PRO100
Velbon ULTRA LUXi mini
Velbon ULTRA LUXi F
Velbon Geo Carmagne E645L
雲台の上面までの高さは、上から順に、
約22cm
約24cm
約39cm
約64cm
エレベーター無しで伸ばした状態。
高さは上から順に、
約22cm
約59cm
約136cm
約168cm
エレベーターも伸ばした状態。
高さは上から順に、
約22cm
約68cm
約160cm
約200cm
Kenko CLAMP POD PRO100だけ最初から最後まで高さが変わっていないけれど、これはこういうもんなんで気にしない方向で!
うまくしたもので、全部重ねて置く事が出来た!
●まずは“Kenko CLAMP POD PRO100”の紹介●
これは純粋に三脚といえるのだろうか……
ちょっと悩む所ではある(^^;
“クランプ”との名前の通り、足2本が挟める構造になっていて、何かに挟んで固定するのがメインの使い方となりそう。
で、残った足が支点となって重量を支える感じ。
この例ではメインとなるGeo Carmagne E645Lの足に、CLAMP POD PRO100を挟み込んでサブカメラを固定している。
Geo Carmagne E645Lほどの足の太さともなれば、かなりしっかりと固定することが出来る。
ただ、固定した足に対して直交方向に引っ張る分には問題ないけど、前後に対しての安定感はさほど良くない。
なのでリモコンによる撮影が絶対条件になる。
もっとも、日中撮影等の場合はシャッタースピードさえ“1/焦点距離”以上であれば、普通に撮る分にはブレは起きにくそう。
ただ、三脚を使って撮影をする場面において、これほど自由度の無い状態でどこまで使えるかと言えば……( ̄-  ̄ ) ウーン
この例では手すりの上に、クランプで手すりを挟み込んで固定している。
安定感が非常に高く、柵の向こう側が崖だったとしても安心出来る感じ。
この様な場面では、他のどの小型三脚でも真似をすることが出来ないケースの一つとなりそう。
この例では柵に固定している。
想定される場面は……
旅行先での記念写真とかかね?
この例みたく支点が垂直気味になる場合、仕様上の最大積載量の1kg以上のカメラでもかなり安定して固定させる事が出来そうな安定感がある。
これはちょっとイレギュラーなケース。
CLAMP POD PRO100の支点の足に開いた穴に、ポールなりなんなりが通る場合の例。
穴に支点を通すことでより安定性が増す感じ。
ただ、例によって前後のブレには意味をなさない。
むしろポールが細い分クランプ側の圧力が効ききらず、かえって安定感が落ちる場合も……
ただ、落下の危険性は限りなく低くなる。
“Kenko CLAMP POD PRO100”で想定される一般的な使い方は大体こんな感じ。
で、このCLAMP POD PRO100はさらに別の使い方も出来る。
支点の足にUNC1/4規格のねじ穴(赤丸内)が開いている。
この穴に、UNC1/4規格のネジを持った雲台で固定する。
カメラはCLAMP POD PRO100の雲台に固定する。
するとこんなんなります。
テーブルの上の小物を撮影しようとするとき、雲台を真下に向けただけだと足が邪魔になる事がある。
そんな時にカメラのポジションをちょっとずらす事が可能になる。
ひっじょーーーーに希有な例だけど、11/28のBLOGの様に、三脚で固定したカメラのファインダーを三脚で固定したもう一つのカメラで覗くなんてことも可能だっだっだっ!
(普通に三脚を並べた場合、雲台のパンハンドルが邪魔になって近づけられない)
“Kenko CLAMP POD PRO100”の利用シーンは大体こんなところかな?
この三脚の推奨積載量は1kgとなっている。
で、外での利用ケースで使ったカメラは“Canon Powershot S3 IS”なんだけど、いわゆるコンデジであればどんな利用シーンでも全く問題無い安定感がある。
最後の特殊な利用例では“EOS20D”+“EF17-40mm F4L USM”といった組み合わせだったけど、まだまだ余裕がある感じ。
写真には無いけれど“EOS5D”(900g)+“EF24-105mm F4L IS USM”(700g)でもまだ安定感があった。
というのもこの製品、クランプによる固定方法の為か、アームが非常にしっかりした造りになっている。
ガタつきが殆ど感じられないくらい。
剛性に難がありそうだとすると、本体と雲台を繋ぐ厚さ約1mmの板くらいのもの。
しかしこの板もちょっとやそっとの力程度ではびくともしないので、推奨積載量前後の重量で使う分にはなんら問題は無い感じ。
駄菓子菓子!(だがしかし)
メリットばかりかというとそうでもない。
まず雲台があまりよろしくない。
雲台は自由雲台で、値段相応にボールのサイズそのものもたいして大きく無い。
でもその割にはかなりしっかり締まるので上の通り、1.6kg程度の重量でもささえる事が出来る。
ただ、テーブルのサイズが小さすぎた。
さらに、ネジが独立して回るわけでは無い為、菱形のテーブルがカメラによってはカメラ本体に対して斜めに固定されるなど接地面の大きさから安定感に不安が残る。
でもこの問題に関しては解決方法がある。
この価格帯の三脚の割には驚くべき事に雲台と三脚本体が分離するのだ!
しかも固定しているのはUNC1/4規格のネジ。
極端に大型ではない雲台を用意することでさらに使い勝手が増しそう。
次のデメリットはその重量。
その剛性ゆえか、このサイズの割には重さが800gもある。
ほぼカメラ本体と同じ重さなのだ!
使い方が独特といった事ももちろんあるけど、“Velbon ULTRA LUXi mini(850g)”はバッグに入れても“CLAMP POD PRO100”はまだ入れたことが無い。
でもまーデメリットといえどもその程度かな?
“普通じゃない”使い方が出来るので、意外なシーンで活躍が期待出来るちょっと良い感じな1本です。
と、気がつけば“Kenko CLAMP POD PRO100”1本でこんな長さに……
そんな訳でベルボン三脚群の紹介はまた今度!
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